2023年01月06日 17:41 リアルサウンド
2023年7月、待望のアニメ第2期がスタートする人気漫画『呪術廻戦』。「週刊少年ジャンプ」での連載においてはシビアな展開が続いており、「呪術高専」での学園生活が恋しくなっている読者も多いのではないか。“呪いの王”両面宿儺をその身に宿し、世界の命運を背負っていると言える主人公・虎杖悠仁は、まだ15歳なのだ。
(参考:【写真】カッコよすぎる……『呪術廻戦』狗巻棘&七海建人のフィギュア)
虎杖の誕生日は「2003年3月20日」に設定されている。別の世界線では同級生だったかもしれない、同じく2003年生まれの有名キャラクターを見てみると、世界的人気作『AKIRA』の主人公・金田正太郎(※9月5日生まれ/もう一人の主人公・島鉄雄は2004年生まれ)が挙げられる。
明朗快活で太陽のような虎杖と、“健康優良不良少年”の金田はキャラクターこそまったく違うが、ともに運動神経と度胸に優れている。それぞれの事情で両親と離れていることも重なり、もしクラスメイトになっていたらいい友人になったのではないか。
さらに誰もが知るキャラクターでいえば、『鉄腕アトム』のアトムが2003年4月7日に誕生している。天馬博士の手により、交通事故で亡くなった息子に似せて作られたアトムは、サーカス団に売られた経験を持ち、やはり孤独を抱えている。
お茶の水博士に引き取られ、人間とともに学校生活も送っていたアトム。もし大抵のことは笑い飛ばせる虎杖や、反骨精神を持つ金田と出会っていたら、自身がロボットであることへの葛藤も薄れ、ちょっぴりヤンチャでたくましい性格に育っていたかもしれない。
ちなみに、作中屈指の人気キャラクターで、最強クラスの能力を持つ五条悟は、1989年12月7日生まれ。こちらはアニメ版『DEATH NOTE』の夜神月(※2月28日生まれ。漫画版では1986年)と同年生まれだ。もし世界線が重なっていたら、五条は「デスノート」という破格の性能を持つ“呪物”とかかわりを持ちそうだが、月の凶行を止められただろうか。死神リュークを祓うことはせず、仲良くやりそうだ、ということは想像できる。
あのキャラクターとあのキャラクターが出会っていたら……と想像したとき、間違いなく巻き起こりそうなことが目に浮かぶというのは、それだけ個性とバックグラウンドがしっかりしていることの裏返しと言えるだろう。“好きなキャラクターを集めたクラス”を想像してみるのも楽しそうだ。
(向原康太)