高校時代の親友と、「お正月の初売り」をきっかけに絶縁した30代の女性。もう20年ほど前のことだというが、2年連続で「ヘラヘラ遅刻してきた」という友人に、いまだに怒りを覚えているようだ。きっぱり「二度と会いたくない、と辛辣なメールを送り」絶縁したつもりだったが……。
「わたしは、携帯電話の彼女の連絡先を削除していましたが、数年後、おそらく彼女だと思われるアドレスから」メールが届いたという。それは
「あの時ああ言われて自分も怒ってたけど、あなたも怒っていたからあんな言い方したんだよね。わたしはもう怒ってないよ」
という「謝罪なしの謎のメール」だった。
キャリコネニュースでは「友人と絶縁したことがある人」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/LQ1RHMHG
あの時は結婚報告をしたかったんだろうなと勘付きました
女性は「二度と会うつもりもないし連絡しないでほしい、という趣旨の短い返信だけをしたあと、なぜ謝るつもりもないのに急に連絡されたのか」と訝しんだ。怒って関係を切ったのは女性であって、連絡をするなら謝罪があってしかるべきというわけだ。
「後あと、あの時は結婚報告をしたかったんだろうなと勘付きました」
友人は「高校の同級生同士の結婚」をしたため、女性は共通の友人から話を聞いていたそうだ。それでも女性が連絡を取ることはなかった。
「その数年後、わたしが結婚することを共通の友人が彼女にしたらしく、その友人を通して『カードを送りたいと言っているけどどうしようか……』と困らせてしまい、いらないと伝えてもらうことで板挟みさせてしまう結果になりました」
周囲に気を使わせることになり、後味の悪い結果となったことを振り返った女性だが、
「そのまた数年後、こちらの怒りも徐々に風化してきた頃、よせばいいのに自分の興味本位から彼女のフルネームをインターネットで検索したことがありました。旧姓も新姓も知っていて、下の名前は少し珍しい漢字の名前なので、本人に間違いはなさそうな情報で、小学校教諭になっていると思われることを知りました…」
元親友の近況が簡単に分かった結果、女性は感想をこう漏らしていた。
「あんなに道徳心のない人でも教師になれることを知り、唖然としましたが、会わなくなってから何年も経っているので、良い意味で変わっているかもしれないな、と思いたいです」