時には仕事よりも優先したい大切な瞬間があるだろう。会社には、そうした希望を尊重してもらいたいものだ。妻の出産を心待ちにしていた30代後半の男性(茨城県/エンジニア、機械・電気・電子・半導体・制御/年収750万円)。立ち合い出産を希望したが、会社の対応は冷たいものだった。(文:永本かおり)
※キャリコネニュースではブラック企業体験談を募集しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/HQI6E1OV
「こんなこと言われる筋合いはありません」
「妻の出産の時に、立ち合いのため朝休む旨を会社に連絡したら『それって今日確実に産まれるの?産まれなかったらどうするの?明日も休むの?そもそもお前が立ち会う必要あるの?』と言われました」
おめでたいな家族の誕生に対し、あまりにも冷たすぎる返答だ。男性は、
「『いよいよだね、早く立ち会ってあげて!』くらいに言われると思っていたのでまさかでした」
と思いもよらない会社側の対応にがっかりした様子。
「出産時は立ち会う旨は伝えていましたし、仕事に関しても、いつ休んでもいいよう追い込んで準備していました。こんなこと言われる筋合いはありません。腹が立ちます」
「電話に出た人は40後半の独身男性で、こちらの気持ちがわからないのだろうと無理矢理自分に言い聞かせました。この文章を書いているだけでもイライラします」
と、家族の大切な瞬間を遮られた会社の理不尽さに強い憤りを書いていた。