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お年玉、小学生がもらう平均総額はいくら?

2022年12月30日 07:41  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
学研教育総合研究所は12月27日、「小学生白書」並びに「幼児白書」を発表した。調査は9月2日~6日、全国の幼稚園児・保育園児(4~6歳)とその保護者1,200組、および小学1~6年生とその保護者1,200組を対象にインターネットで行われた。

○小学生白書


2022年のお正月にもらったお年玉の総額を教えてもらったところ、小学生全体の89.7%がお年玉をもらっており、その平均総額は2万47円だった。2016年からの推移を見てみると、2020年までは毎年増額傾向にあったが、コロナ禍となった2021年に減少に転じ、2022年も減少傾向継続に。また、お年玉の使い道を聞くと、1位「貯金」(81.0%)、2位「おもちゃ」(24.6%)、3位「ゲーム機・ゲームソフト(オンライン以外)」となった。


続いて、将来つきたい職業を教えてもらったところ、小学生女子は、1位「パティシエ」、2位「保育士・幼稚園教諭」、3位「医師」、一方小学生男子は、1位「YouTuber」、2位「プロサッカー選手」、3位「警察官」という結果に。



また、「一番好きな教科」と「将来役に立つ」と思う教科を聞いたところ、「一番好きな教科」は10年連続で「算数」がトップに。次いで「体育(保健体育)」、「図画工作」、「国語」、「好きな教科はない」と続き、「将来役に立つ」と思う教科については、1位「算数」、2位「国語」、3位「外国語」が上位に。この3教科で全体の70.2%を占めた。



さらに、学校現場でのGIGAスクール端末の使用状況について調べたところ、全体の77%が「支給されていて使っている」と回答。また、全体の約4割が端末を持ち帰っている一方で、「支給されていない」という子も12%いることがわかった。


○幼児白書


次に、4~6歳の幼児親子に対し、外で遊ぶ頻度を聞いたところ、幼稚園児は「週2.4日」、保育園児は「週2.3日」と、いずれも、2017年の前回調査から0.2~0.4日減少。特に、「外で遊ばない」幼稚園児は11.2%と、前回の5.5%から大きく増加した。



また、スマホやタブレットの使用に対する賛否を聞いたところ、「将来的に必要だと思うが、今から使わせたくはない」(57.2%)が半数を超え、次いで「賛成」が35.4%、「反対」が7.2%となった。「今から使わせたくない」と考える保護者が依然として半数を超えているものの、2019年調査と比べると、この3年でスマホやタブレットを使うことに「賛成」と考える保護者が9.5%増加したことがわかった。

○幼児白書 & 小学生白書


次に、幼児と小学生の読書量を調査したところ、小学生では、2014年以降ほぼ毎年減少傾向にあり、今回は、月の平均読書量が2.8冊、10冊以上読む子どもの割合は10.8%と、過去最低を記録。1冊も「読まない」割合は31.6%と、調査史上初の30%を超えた。なお、幼児の平均読書量は月3.9冊。1冊も「読まない」割合は23.8%だった。



習い事に関しては、幼児も小学生も「水泳」が1位に。以下、幼児は「英会話」「体操教室」、小学生は「音楽教室」「塾」と続いた。(CHIGAKO)