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オンラインカジノで1000万円負けた、という投稿に震撼 そこまでして何故やるのか

2022年12月30日 06:10  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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ギャンブルで最終的に勝つのは胴元。こんなことは誰しも。それこそ子どもでも知っている、現然たる事実である。ところが世間には、この鉄則を見て見ぬふりをし、貯金を切り崩したり、時には借金までしてギャンブルに注ぎ込む人もいるところ。

彼らは恐らく「最終的に胴元が勝つとしても、その前に自分に運が巡ってくるはずで、それは今なんや!」と思いながらアドレナリンを全放出して毎回負けているのである。その結果、本来失う必要のなかった預金や未来を失っているのである。今日はそんな事例をご紹介し、皆さんと一緒にギャンブルの恐ろしさを考えてみたい。(文:松本ミゾレ)

オンカジで破滅!そんなの手を出す前から分かることでしょ…?

先日、5ちゃんねるに「オンラインカジノで約1000万無くなった」というスレッドが立っていた。スレ主は自分を「普通の一般人やで」と書き込んでいるが、普通の一般人はオンカジみたいな得体のしれないギャンブルにそこまで注ぎ込まない。というか一銭も使わないものだと思うけどなあ。

この1000万という数字の内訳だが、800万の貯金と、200万の借金を注ぎ込んだという。つまり、元々800万は貯金があったのに全部失い、取り返すために200万も借金してしまって、結局それも失ったということになる。こんな状態に陥る前に足を洗っていれば……と他人事ながら気の毒に思ってしまうところだ。

ただ、ストレートで1000万失ったというわけでもないようで、スレ主はわざわざスクショつきで「一気に500万稼いだ時は脳汁ドバドバよ」と感想をつぶやいてもいる。でも、それも結局失っているわけで、まさに兵どもが夢の跡状態だ。儚い、ただただ儚い。

美味しい話なんて世の中には存在しないし、そもそもオンカジなんて勝敗に関してはユーザーが関与できない何かがあったとしてもおかしくもない。パチンコとかパチスロも愚かな娯楽だけど、あれはまだ還元率がシャレで済む範囲なので……。

実際、僕の周りにもオンカジやってた人が何人かいて、そのうち数名は自分なりの必勝法を僕にひけらかしてくれてはいたが、今となってはほとんど連絡も取れない状態に陥った者も。そりゃそうだよって話だ。ずっと勝っていられるわけないよ。何のイカサマがなくても常勝は無理なんだし。でもね、もうああいう人たちって負けるまでやるから……。

そもそも日本ではオンカジって違法!

というか、日本国内でオンカジを楽しんでいる人って実際ちょいちょい見かけるけど、彼らの中の果たして何割が、その行為が犯罪だと認識しているんだろうか。

「オンカジ」で検索すると、Googleではカモを呼び込むことを意識したであろうオンカジの楽しみ方だの攻略法だのの悪質サイトが滅茶苦茶ヒットする。その中には、日本から海外のオンカジに接続することについて、法に触れることはないと無責任に説明しているものもある。

でも実際、たとえ海外を拠点にして合法的な運営をなされていて、なおかつ日本人向けにローカライズされたサイトであっても、日本国内から接続しての賭博は、普通に違法だ。

警察庁の「オンラインカジノを利用した賭博は犯罪です!」というページによると、オンカジの利用は賭博罪にあたる。50万円以下の罰金または科料。常習の場合は3年以下の懲役と罰則もある。

実際、2021年度には16件の検挙があったといい、全員が全員検挙されるわけではないにせよ、目を付けられれば早朝に警察がおうちにやってくる可能性があると分かる。

まだ歯磨きもしていないような時間にお客さんが来ると焦るよね。そうならないためには、オンカジはやらないに限るのだ。そうすることでなんと、お金が減る心配もなくなる。一石二鳥である。

それに、検挙されなくても負けてしまえばどのみち人生は大いに破綻する。こういうことを言うと「そんなにビビらなくていいだろ、誰でもやってる」みたいに言う人もいるかもしれないけど、そんな言葉に乗せられちゃダメだからね! そうやって背中を押す奴が責任なんか取るはずがないんだから。

今日のまとめは簡単! 「オンカジは、手を出しちゃいけません」ってこと! 以上!