結婚式は友人との関係性が大きく変わってしまうきっかけになることも多い。大阪府の30代男性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収800万円)は、友人の結婚式の幹事や司会まで担当した際に、新郎新婦と絶縁したエピソードを綴った。(文:草茅葉菜)
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事前に5回も打ち合わせ「お茶代、交通費などは自腹」
結婚式の司会や二次会の幹事を頼まれることが多いという男性。10年ほど前、大学のサークルのメンバー同士の結婚で「結婚式の司会、二次会幹事(全体コーディネート)、二次会司会」を頼まれたという。プロに頼めばそれなりにお金を払う大変な仕事だ。
幹事は数人いて打ち合わせを合計5回行ったのだが、
「毎回打ち合わせにかかるお茶代などは自腹(もちろん交通費も)」
だったため、幹事メンバーの不満も高まっていた。一応ご祝儀は用意したものの、「新郎新婦に誠意があるかで渡すかどうか決めよう」と幹事どうしで話していたという。
「結婚式の司会は常に何か話しており、ゆっくり食べる時間もなければ友人と雑談する時間もありません」
と当日の忙しさを振り返る男性。しかも「結婚式はコース料理が多いと思うのですが、まさかのバイキング形式……色々とツッコミどころ満載の結婚式でした」と評し、おもてなしに関しても不満が残るものだったようだ。
予想通り「結婚式と二次会はバタバタでお腹はペコペコ」となった男性。疲労は溜まる一方だったが、ここでなんと新婦から
「あのさ、まだご祝儀もらってないんだけど」
と衝撃の一言があった。ご祝儀はお祝いの気持ちなので催促するのは非常識だし、司会の謝礼も出さないのもマナー違反だろう。男性は「テキトーにごまかしてご祝儀を渡すのを先延ばした」 という。
そして二次会も終わり、「御礼を貰えると思いきや何もない……」と最後まで驚きの扱いだった。男性は
「もちろん、御礼を期待して幹事や司会を引き受けてはいけないと思いつつ、これまで準備も含め相当の時間と交通費などかけていたので幹事メンバーの怒りはマックスに。もちろんご祝儀は渡さず、逃げるようにしてその場を立ち去りました」
と怒りをあらわにした。その後、冷静に幹事メンバーで話し合ったもののどうしても怒りが収まらず、「幹事メンバーより私達の気持ちと絶縁する旨を記入した手紙を送った」という。
「同じサークルということもあり、他のメンバーの結婚式などで会うこともあるのですが、お互い気まずい状況です」
となかなか苦しい関係性が続いていることを明かした。