名の知れた大手企業のなかにも、思わず引いてしまうほどに従業員の扱いが酷い会社は存在する。広島県の40代前半の女性(その他/既婚/子ども3人)は、
「みんなが名前を知っている、請負をおもな業務としている大手企業勤務です。正社員ですが手取りが少ないです」
と愚痴をこぼす。その言葉どおり、女性の手取りはなんと月13万4000円ほど。年収も250万円と平均年収より低い水準だ。(文:福岡ちはや)
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/94ZJP3D8
「名ばかり正社員といわれるような制度…定着率はとても悪い」
女性は「とてもではないですが一人暮らしはできません。副業も禁止です。業務内容と給料が見合っているとは思っていません」と訴える。
「賞与も3.3か月分出ますが、基本給が低く抑えられており18万円ほどの手取りです。賞与も全員に出るわけではなく、名ばかり正社員といわれるような制度を設けており、その方たちはただ無期雇用というだけです。なので定着率はとても悪い会社です」
その会社は従業員の働きやすさなど微塵も考えていないように見える。給料や賞与が十分でないだけでなく、昇給制度も、
「役職を持てば手取りは上がるそうですが、なれる基準がまったく示されておらず、先行きは見通せない状況です」
とかなり曖昧だ。
いくら大手企業・有名企業であっても、このような会社に勤め続けるのはリスクが高いと言わざるを得ない。そもそも従業員を安く使い倒し、定着率を下げているような会社に未来はないだろう。女性は「転職活動しながら勤務しています」と投稿を括った。