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ジャニーズWEST、“初”に恵まれた飛躍の2022年 フェス出演にドームツアー完走、バラエティでの活躍ぶりも

2022年12月28日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

ジャニーズWEST

 2022年は、ジャニーズWESTの7人にとって“初”に恵まれた飛躍の年となった。自身初となるフェスへの参加や、悲願の3大ドームツアー開催、公式SNSの開設など、ジャス民(ジャニーズWESTのファンの総称)にとっても、忙しくも嬉しかった1年を振り返ってみたい。


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■初のロックフェス参加のほか、最新シングルの売上で記録更新


 1月に18枚目となるシングル『黎明 / 進むしかねぇ』、3月に8枚目となるアルバム『Mixed Juice』をリリースしたジャニーズWEST。同月からアリーナツアー『ジャニーズWEST LIVE TOUR 2022 Mixed Juice』をスタートさせた。ツアータイトルが示す通り、同アルバムに収録されたさまざまなジャンルの楽曲を中心に、ユニット曲も網羅しながらミュージシャンを従えたバンドスタイルにも挑戦。会場を一体にする熱いパフォーマンスは彼らの大きな強みであり、近年さらに強化されている印象だ。


 5月には、彼らのホームである大阪で、自身初の野外フェス『OSAKA METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2022』に出演。直前まで雨模様だった空も、7人がステージに上がる時には見事に晴れ渡った。ロックフェスへの出演ということで当初アウェーとも思われたなか、音楽ファンに向けて「ええじゃないか」を高らかに響かせ、一気に会場をホーム状態に。彼らの熱量のこもったパフォーマンスは、圧巻の一言であった。


 また、6月は音楽番組『Love music』(フジテレビ系)主催の『LOVE MUSIC FESTIVAL 2022』にもロックバンドに混ざって出演し、横浜・ぴあアリーナMMを沸かせた。『ミュージックステーション』公式YouTubeにアップされている「今年1番輝いていたメンバーの話」というテーマの動画でフェスへの参加を挙げていたことからも、メンバーにとってその手応えは大きな自信に繋がっているに違いない。さらに、8月リリースのシングル『星の雨』が初週売上29.2万枚(オリコン調べ)を記録し、デビューシングル『ええじゃないか』以来の自己最高初週売上を更新したことからも、新たなファン層をつかんだことが如実に反映されていると言えるだろう。


■念願のドームツアー完走、YouTubeチャンネルも話題に


 アリーナツアーを終えた7月からは、京セラドーム大阪を皮切りに、ナゴヤドームと東京ドームの全3カ所7公演のドームツアー『ジャニーズWEST 1st DOME TOUR 2022 TO BE KANSAI COLOR -翔べ関西から-』をスタート。ドームの広さを活かしたムービングステージや、夏祭りを思わせる特効で会場を大いに盛り上げた。ドーム公演中にTikTokアカウントやYouTubeチャンネルの開設もサプライズで報告し、その様子が記念すべき動画の1本目として公開されるという心憎い演出でもファンを熱狂させた。


 公式YouTubeチャンネル『WESTube』は、気心の知れた間柄の彼ららしさに溢れた企画で毎回ファンを喜ばせている。なかでも、8月の重岡大毅の誕生日をドッキリで祝う企画では、重岡の尊敬する井ノ原快彦(20th Century)、10年来の“親友”中島健人(Sexy Zone)や岩本照&向井康二(Snow Man)を筆頭に数多くのジャニーズメンバーがコメント出演したほか、重岡の家族からのサプライズコメントも届き、笑いの中にも温かみの溢れる企画は彼らならではのものだった。


 また、7人のチームワークを存分に発揮した、笑いに貪欲な姿勢も忘れない。ジャニーズ縛りという独自ルールを課した「ナンジャモンジャ」、中間淳太や濵田崇裕の誕生日企画として行われたオリジナルゲーム「ツッコミBINGO」をはじめ、シュールさが爆発した動画の数々で、新たにファンになったというコメントも多く見られる。どの企画もテンポの良さが特徴で、お互いのことを知り尽くした間柄から生まれるツッコミや、ツボを押さえたコメントでジャニーズWESTらしさを見事に体現している。あまりの面白さに笑いが堪えきれないこともあるので、電車やバスなどでの視聴は気をつけたい。


■俳優業にバラエティまで、メンバー個人の活動も好調


 ここにきて、グループのレギュラー番組も好調だ。『あなたの代わりに見てきます!リア突WEST』(テレビ朝日系)はすっかり日曜昼の顔として定着した印象で、同番組から彼らに興味を持った視聴者も増えているのではないだろうか。ロケ番組なのにお酒を飲んでしまう自由なスタイルには、毎回ゲストも唖然。お酒の苦手な神山智洋が顔を真っ赤にしている様子もそのまま放送されるなど、斬新な内容も彼らの持ち味であるように思う。


 『DEEPな店の常連さんに密着 イキスギさんについてった』(TBS系)では深夜放送らしいクセの強い出演者も多く登場するが、番組を通じて新たなオファーが届くなど、影響力のあるコンテンツに成長している。また年明け1月10日には「ゴールデンSP」版の放送も決定しており、彼らの勢いが窺えるのではないだろうか。


 さらに今年は個人での活躍も目覚ましく、重岡、桐山照史、小瀧望、藤井流星はそれぞれ地上波の連ドラに出演。濵田は主演舞台に加えてWOWOW連続ドラマWにも出演、神山も主演を務める舞台が上演中であるほか、両者ともバラエティ番組で爪痕を残した。中間も単独で情報番組やクイズ番組などに出演し、その存在感を増している。グループの活動が順調であることに加え、個人の活躍の場も広がっており、メンバー曰くかつての“凪”の時期は完全に脱出した7人。2023年はその勢いのまま、大海原に向かって漕ぎ出す年になりそうである。常に全力で笑いと感動を届けてくれる7人は、来年もファンにたくさんの嬉しいニュースを届けてくれることだろう。(北村由起)