今やどんな小さい会社でも避けられない業務のデジタル化。しかし、職場のDX(デジタルトランスフォーメーション)がうまく進まず、もどかしい思いをしている人は少なくない。
キャリコネニュースで「職場のデジタル化、DXの失敗or成功エピソード」を募集したところ、残念な職場の光景を綴った投稿が複数寄せられた。
※キャリコネニュースでは「職場のデジタル化、DXの失敗or成功エピソード」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/27RCED2S
「介護役として誰かが付き添わなければならず…」
「デジタル化の失敗例」として、自社の状況を明かしたのは、勤務先が「不動産業、物品賃貸業」だという50代前半の男性(神奈川県/事務・管理/企業規模101人以上、300人以下)だ。
「せっかくテレワーク出来る環境が整ったのにダメ経営者がデジタル音痴で対応できずに出社。そして一人では何も出来ないので介護役として誰かが付き添わなければならずせっかくのデジタル化が経営者のせいで進まない残念さ」
また製造業の会社で働く30代後半の女性(山形県/事務・管理/企業規模301人以上、500人以下)は、「田舎の会社で働いています」と切り出し、大改革エピソードをこう打ち明けた。
「うちは70歳前後の社員も多い会社です。社長が若い息子になってから様々な改革があり、IT化だと給与明細が紙からWEBに切り替わって、高齢社員を中心に大騒ぎになりました。当然使い方の説明はしたのですが……」
若い跡継ぎが推進するデジタル化に、70歳前後の社員の混乱ぶりが目に浮かぶ。結局
「スマホからもログインすれば見られるのに閲覧を諦めて毎月の自分の給与明細を知らないまま働く高齢社員が続出してます」
と遺憾な状況を報告した。