親しい友人との仲も、価値観を押し付けられれば決裂してしまう。神奈川県に住む50代前半の女性(事務・管理/年収300万円)は、「留学後クリスチャンになった」という友人から、たびたび「これをしないと地獄に落ちる」などと言われ続け当時のことを明かした。(文:okei)
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拒否すると「じゃ、もう友達やめる?」と言われた
友人とは小学生からの幼なじみだった。お互いの留学や結婚、出産などで疎遠になった時期もあったが、「子育てが落ちついたのもあり、再度連絡を主にLINEで取り合うようになり、たまに会うようになった」と女性は振り返る。
しかしクリスチャンなった友人は、女性を自分の信じる宗教に引き込みたかったようだ。
「彼女は、ここ数年さらに(宗教に)熱心に。私の方は宗教絡みで嫌な思いをして以来、興味がありませんでした。信仰は個人個人あるので、否定はしませんが、よりよく生きるためのものと思っているので」
「『これをしないと地獄に落ちる』とか、コロナワクチンが『悪魔側の陰謀』とか会うたびに言われたりLINEでも毎日来て、もう無理……。となりました」
辟易した女性は、「そういう情報は、同じ考えの人として」と連絡した。すると
「『じゃ、もう友達やめる?』と言われたので、それも致し方ないと伝えました。今までありがとうとサヨナラしたのですが、また次々と神様に関わる事や陰謀論者の話のLINEが、既読スルーしているのに次々と来るようになりました」
友人はどういうつもりか、無視しても相変わらずLINEを送ってきたのだ。辟易した様子の女性はついに
「見るのも精神的に疲れたから、ブロックしてそれ以降見ていません。それが2年前位の話です。もしかしたらお互い意見の取り違いで起こった事かもしれませんが、この歳になると人間関係で疲れるのは健康にも良くないと思うので、今はスッキリしてます」
と完全に絶縁したことを、清々した様子で綴った。