トップへ

無印良品が価格据え置きの方針から一転値上げへ 値上げ率は平均約25%

2022年12月26日 16:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com


2022年秋冬シーズンの展示会の様子

Image by: FASHIONSNAP.COM
 良品計画が、無印良品や「イデー(IDÉE)」の一部の商品の価格を値上げすると発表した。2023年1月13日と2月3日に分けて実施し、2月3日からは中型および大型の商品の配送料についても値上げするとしている。

 アパレル企業各社が相次いで値上げを実施する一方で、良品計画は価格の改定は行わずに現価格で据え置く考えを今年8月に表明。しかし、原材料の価格高騰や円安が加速し、コストを吸収することが限界に達したことから値上げを決めた。
 値上げ対象のアイテムは大型家具やプラスチック収納、布団カバー等の布製品、食品等、生活・雑貨の小物商品等。無印良品の2023年春夏商品全体のうち約2割にあたるアイテム数で、残り8割の商品の価格は据え置く。値上げ率は平均約25%だとしている。
 これに伴い、2月3日から家具の月額定額サービスの対象アイテムを35アイテムから72アイテムに順次拡大し、サブスクリプションサービスの本格化に着手。また、値上げ対象の「ポリプロピレンファイルボックス」(390→590円)の代替素材商品として、紙やリサイクルプラスチックを用いたファイルボックスをそれぞれ用意し、プラスチック商品のリユース・リサイクル・代替素材商品への100%移行を推進する。このほか、同ブランドで最廉価商品群にあたるシングルボックスシーツの価格帯を維持するため、「乾きやすい寝装ファブリック」シリーズ(ボックスシーツ1490円、掛ふとんカバー1990円/いずれも税込)を新たに開発し、値上げ前と同価格帯で販売する。