約束の時間に平気で遅れてくる相手には、なめられていると感じてもおかしくない。酷いときにはそれで絶縁する…なんてことも。千葉県の60代女性(サービス・販売・外食/年収100万円)は、
「私はもう彼女と1対1で会うのはやめようと思いました」
というほど不快な思いをした経験を明かした。(文:okei)
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「今回こそは時間に来るかなという私の期待はことごとく裏切られた」
「もう数年前です。高校の時からの長い付き合いの友達と絶縁しました。彼女は家庭の事情で、高校ではクラスメイトでしたが2つ年上でした。私はなぜか彼女から気に入られ、卒業してからも付き合いがありました」
と振り返る女性。女性は北海道の札幌出身だが、結婚して千葉に移り今に至る。友人のほうは一度札幌で結婚したが離婚、再婚後に夫の仕事で埼玉に引っ越して来たという。
「札幌にいる時は彼女のうちにお邪魔することが多かったんですが、関東に来てからは都内で会うことが多くなりました。彼女のご主人は独立して小さなブティックを開いたので、たまにお店に行ったりもしましたが、結構買わされるのと遠いのとで、そちらは年1回か2回しか行っていませんでした」
関東圏に来た二人は交流を続けたものの、女性にとってはモヤモヤする部分もあったようで、こう語る。
「元々彼女は時間に少しルーズで、よく待ち合わせに遅れて来ました。その度必ずどうでもいい言い訳をしていました。謝る前に言い訳をするので、いつも『先に謝罪だろう』と思っていました。その遅刻の時間がだんだん長くなり、最初は5分から10分だったのが、15分は平気で遅れてくるようになり、今回こそは時間に来るかなという私の期待はことごとく裏切られました」
そんなある日、新宿で女性の研修後に会う約束をした。「研修が思ったより遅く終わり、同じ新宿と言っても結構距離があったため、私はタクシーで待ち合わせのレストランに駆けつけました。私も5分ほど遅れましたが、当然彼女は来ていませんでした」と急いで駆け付けた甲斐もなかった模様。
「待ち合わせ時間から10分ほど経った頃、彼女から『現地着いてる?着いていたら、数量限定の○○弁当注文しておいて』と連絡が入りました。そこでちょっとイラッとしました」
とはいうものの「とりあえず注文だけはしよう」とメニューを見ても、彼女が言う○○弁当は見つからなかった。友人はなかなか現れず……
「彼女が来たのは、待ち合わせ時間から30分以上経った頃でした。開口一番、『注文しておいてくれた?』でした。言われたのが見つからなかったのでしていないと言うと、『でも数量限定だからわかるじゃん』とか私を非難し出しました」
遅れたことを謝りもせず勝手なことを言う友人に、女性は怒りを隠しきれなくなったようだ。
「無事注文したあとで、(友人は)新宿がどれだけ複雑でここにたどり着くまで大変だったのかを語り出しましたが、私が相槌を打たず無言で聞いていたので、そこで初めて『ごめん』と言いました」
「でも、これで私はもう彼女と1対1で会うのはやめようと思いました」
さすがに謝罪を口にした友人だったが、女性は怒りが収まらなかったようだ。しかしまだこのときは完全に絶縁しておらず、後に決定的な出来事が起きるのだった。