Text by CINRA編集部
『ノーナレ「線で世界を見つめると」』が12月24日23:20からNHK総合で放送される。
4Kカメラで撮影された番組では、モノクロの「線」で人物を切り取るアーティスト・長場雄と、頭の中で見えない「線」をつなぎ一筆書きの設計図を描くネオン職人・高橋秀信に密着。ルーブル美術館やユニクロ、エド・シーランとコラボする長場が描く「線」はどうやって見いだされるのか、彼の「線」が人々の心を掴む理由に迫る。
番組の最後には、2人からのクリスマスプレゼントもあるという。
NHK BS4Kでは1月13日22:00から放送。「NHK プラス」では同時配信・1週間見逃し配信あり。
©NHK
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【大森健生ディレクターのコメント】
最近、街中にシンプルなラインが増えてきたな、という私の素朴な実感から始まったこの企画。取材を進めると、確かに「線」が密かなブームになっていました。なぜ今、「線」がうけているのか?その答えを、長場さんと高橋さんの現場から見つけることにしました。
鳥の声が聞こえる静寂に包まれた空間で黙々と線画を描く長場さんと、レゲエやヒップホップが爆音で流れる空間でネオンに囲まれながらガラス管を曲げ続ける高橋さん。白と黒というほど対照的な2人の世界観を、私が現場で言葉を失うほど魅了されたように、視聴者の方々にいかに美しく感じてもらえるか?
どのようにすれば「線」の世界を表現することが出来るか?映像、音響、CG制作を駆使して挑戦。最後に、いま「線」がブームになっている理由にも、辿り着いた気がします。
多くの方々のお力添えにより完成した、“アート×ヒューマンドキュメント”という一風変わった29分間。
クリスマスイブの夜に是非、ご覧ください。