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レクサスのスポーツクーペ『RC/RC F』に改良モデルが登場。走行性能が深化、安全性の向上も

2022年12月22日 17:40  AUTOSPORT web

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レクサスRC F(ボディカラー:ホワイトノーヴァガラスフレーク)
 12月22日、レクサスは同ブランドのスポーツクーペ『RC』および『RC F』を一部改良し、年明け後の2023年1月9日より、全国のレクサス店を通じて発売すると発表した。

 2014年の登場以来、仕様変更やマイナーチェンジを受け進化を続けるRCと、そのハイパフォーマンスモデルであるRC F。今回の一部改良では“Always On”の思想の下、走行性能に磨きが掛けられるとともに、予防安全技術の機能拡充、ならびにマルチメディアシステムのタッチディスプレイ化による操作性向上が図られた。

 より良い走りの味の追求はToyota Technical Center Shimoyamaでの走り込みを重ねる中で、アブソーバー特性やAVS、EPS制御を最適化することで実現。その過程にはハブボルトによるホイール締結の採用も含まれている。

 締結力の強化とバネ下質量の低減に寄与するワッシャー付ハブボルトの採用に際し、ホイールデザインも刷新された。RCでは新規設定となるF SPORT専用ENKEIホイールを採用するとともに、運動性能の高さを予感させる新しいホイールデザインが用意された。一方、RC Fは切削光輝やスーパーグロスブラックメタリック塗装などの表面処理を施した、BBS製の新ホイールが採用されている。

 この他、RC Fではフロントとリヤのボディ剛性のバランスの見直しも行われた。さらに、Dレンジパドルシフト変速制御を改良することで、より気持ちの良い走りを実現しているという。

 予防安全技術の機能拡充についてはRC、RC F共通となり、単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上によって“プリクラッシュセーフティ”の対応領域を拡大したほか、“レーントレーシングアシスト”の支援範囲拡大、カメラで主要な道路標識を読み取りマルチインフォメーションディスプレイに表示する“ロードサインアシスト”を採用するなど『Lexus Safety System+』の機能が拡充されている。

 操作性の部分では、ドライバーが直感的な操作が可能になるタッチパネル式のディスプレイを新たに採用したことで、マルチメディアシステムの操作性が向上した。

 また、新型ディスプレイの導入にあわせてインストルメントパネルアッパーのデザインを刷新。サイドレジスター(空調吹き出し口)の形状をメーターや時計、エンジンスイッチなどと同様の丸型にすることで、統一したスポーティさを際立つデザインとなった。

 来年1月9日より発売開始となる改良版モデルの価格は『RC』が581万4000~735万2000円。RCに続きブレーキホールド機能付の電動パーキングブレーキが標準装備となる『RC F』は1058万~1455万円(ともに税込)となっている。

■レクサスRC350/RC300h/RC300価格
モデルグレードエンジントランスミッション駆動価格(税込)RC350“version L”2GR-FKS(3.5L V型6気筒)8-Speed SPDS2WD(FR)714万1000円“F SPORT”735万2000円662万9000円RC300h“version L”2AR-FSE(2.5L 直列4気筒)Lexus Hybrid Drive2WD(FR)677万4000円“F SPORT”679万2000円626万2000円RC300“version L”8AR-FTS(2.0L 直列4気筒ターボ)8-Speed SPDS2WD(FR)632万6000円“F SPORT”634万4000円581万4000円RC F“Performance package”2UR-GSE(5.0L V型8気筒)8-Speed SPDS2WD(FR)1455万円“Carbon Exterior package”1138万円1058万円