ダイソーやセリアなどの“100均”は、とにかく品揃えが多く、なんでも100円で手に入るのが大きな魅力だ。そのコスパの良さが心をくすぐるのか、キャリコネニュースで貧乏性エピソードを募集したところ、日頃から100均を愛用している人が多く見られた。
「クロックスの底が減って、新しいクロックスを買っておきながら、今まで履いてたのを捨てずに、ダイソーで買った靴底の滑り止めを靴用接着剤で貼ってさらに使い始めた」
こう語るのは、広島県の60代前半の男性(サービス・販売・外食/年収1100万円)。100均ユーザーの男性には、新しいクロックスはまだ不要だったようだ。(文:福岡ちはや)
キャリコネニュースでは「お金はあるのに貧乏性の人」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/PIXKF66W
「外食は夫婦で3000円になると高く感じる。ユニクロも高く感じ、値下げを待つ」
都内の60代後半の女性(サービス・販売・外食)は、年収1200万円にも関わらず筋金入りの貧乏性で、
「捨てるのが惜しくて、ペットボトルを切って小物入れにする、メルカリを利用する、服を捨てるときにファスナーやボタンを取っておく」
と使えるものは徹底的に再利用していることを明かす。そんな彼女が新しくものを買うときに大活躍するのが100均だ。
「100円ショップが大好きで、ほとんど100円ショップで調達する」
これだけお金のかからない生活をしていれば、信じられないスピードで貯蓄が進みそうだ。
ただし100均には、均一価格ゆえの落とし穴もある。愛知県の50代女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収450万円)は、「100均の商品でも、他店で98円だったと考えてしまうとき」があるという。たかが2円と思うかもしれないが、
「外食は夫婦で3000円になると高く感じる」
「ユニクロも高く感じ、値下げを待つ」
「1割引程度ではまったくお得な感じがしない」
という価値観を持つ彼女にとっては、スルーできない差なのだろう。本当の貧乏性は、100均よりも安い価格で買えないかを常に吟味しているのかもしれない。