さまざまな恋愛をするなかで、「あれは黒歴史だった」と頭を抱える記憶がある人もいるだろう。茨城県に住む30代後半の女性(離婚または死別し、現在は独身/事務・管理/年収300万円)は、「ヤンキー気質の男性と付き合っていた時の話」として、自身の恋愛黒歴史を語った。その思い出は
「深夜2時半頃に彼のスマホに警察署から電話が掛かってきた。(会社の)後輩が警察署で事情聴取を受けており、身元引受人になって欲しいとのこと」
と、ものものしい雰囲気から始まっていた。(文:okei)
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「後輩はボサボサに伸びきった髪の毛とベタベタに曇った眼鏡」
とつぜんの後輩の警察沙汰に、なぜか彼氏はノリノリになったようだ。
「後輩から頼られたのが嬉しかったのか調子に乗ってしまい『行くぞ!』と何故か私を連れて行こうとする元カレ。恐らく身元引受人というフレーズがヤンキー気質の彼の心を刺激してしまったのでしょう」
その警察署までは、車で片道約30分。女性は「会ったこともない彼の後輩の引取りに同行」させられてしまう。彼氏としては彼女にかっこいいところを見せたかったのだろう。
ちなみに後輩が警察で事情聴取を受けた理由は「酔って同居中の彼女を殴った」というろくでもないものだった。
一方、女性の彼氏は警察署に到着すると……。
「後輩との関係等記入する用紙があり、彼が記入を始めたが会社で彼は一般職。警察署の方から『職場の先輩ですよね?』と確認されるも『上司です』と答える彼。あんなに息巻いて来たにも関わらず緊張しているのか用紙に記入する手が震えていて、更には職業欄の『会社員』という漢字が出て来なくなる始末」
少しでも偉そうにしたかったのか、役職なしでも「上司」と虚勢を張った彼氏だったが、「会社員」すら書けず固まってしまった模様。女性が「代筆してあげて暫く待つ」と、問題の後輩が登場した。
「そこに現れた初見の後輩はボサボサに伸びきった髪の毛とベタベタに曇った眼鏡、極め付きは毛玉だらけのちゃんちゃんこ着用の男性」
「女性を殴った時点で人として終わってると感じましたがその風貌を見て更に愕然としました」
と女性は深夜の警察署で仰天した記憶を振り返る。しかし女性が驚き呆れる事態は、これにとどまらなかった。【後編はこちら 関連記事からも飛べます】