ボーナスシーズンが到来し、欲しいものに思いを巡らす人も多いだろう。キャリコネニュースでは冬のボーナスに関してアンケートを実施。昨年との比較などを訊ねると、会社の業績や社会情勢が影響し増えても「微増」という人が目立った。福井県の30代前半の男性はゼロだった昨年よりも喜ぶべき状況だが、不安感をこうほのめかす。
「昨年0が今年は50万程。契約社員から正社員にかわったことにより増えたが、仕事の先行きが見えない。利益が出ている状況ならボーナスを出して欲しいと思います」(素材・化学・食品・医薬品技術職/正社員・職員/年収400万円)
※キャリコネニュースでは「冬のボーナス2022」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/ZP396IX1
「エネルギーコストの上昇に伴いエネルギー使用削減目標達成が厳しい」
岡山県に住む30代後半の男性も、若干の増額だったがこんな本音を書いていた。
「75万円。去年よりも5万円増えた。ただ今年の夏とさほどかわらず昨今の物価高なので実質減で複雑です。会社の業績は原燃料高で良くはないが安定賞与をうたっているのでそれほど良くも悪くも変わらない。物価高なのでインフレ手当など出してほしいが従業員にはケチな会社なのであきらめている」(素材・化学・食品・医薬品技術職/正社員・職員/年収550万円)
また滋賀県に住む20代後半の男性は、増額したもののわずかな金額だったことを明かす。
「4月の昇給分2.0%上昇した。9000円くらい増え、46万円くらい。季節賞与は固定なので特に思うことはない。基本給×2か月(夏・冬)。4月にあるインセンティブのほうではおそらく来年は減ると思われる。エネルギーコストの上昇に伴いエネルギー使用削減目標達成が厳しい」(素材・化学・食品・医薬品技術職/正社員・職員/年収450万円)
同じく20代後半で福井県に住むエンジニアの男性は、10万円の減で現実を受け止めきれない様子だ。
「昨年は70万円だったが今年は60万円。(減額の理由は)業績の悪化。建設業界でも受注の減少をひしひしと感じる。ボーナスが唯一のやりがいなのに、ボーナスが減るとモチベーションが下がる」(正社員・職員/年収500万円)
一方で、変わらない額でも貰えるだけでありがたいという声も。東京都に住む30代前半の男性は、こんな風に書いていた。
「昨年と変わらず70万だった。物価も上がっているのでもっともらえると嬉しいが、業績も下がりつつあるので出してもらえるだけ感謝はしている」(営業/正社員・職員/年収600万円)