割引品は節約の強い味方。自身を“貧乏性”と評する人は、定価でものを買うことをどうしても受け入れられないようだ。三重県の30代前半男性(技能工・設備・交通・運輸/年収350万円)はスーパーの割引品ハンターで、
「スーパーへ行くと第一に割引シールを貼ってあるかどうかを見て回る。次にその割引シールが10%か半額かどうかを探してしまう。お弁当は半額シールが貼ってないと買う気にならない」
と自らの習慣を明かした。単なる割引品では満足できず、半額シールの品を狙い撃ちしているところにこだわりを感じる。(文:福岡ちはや)
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「服も食材も割引品しか買わない。お金がかかる家電も割引品か中古品」
都内の30代前半の男性(Web・インターネット・ゲーム/年収1200万円)も割引品に目がなく、「服も割引品、スーパーで食材を買うときも割引品しか買わない」と語る。また、
「家電などのお金がかかるものも割引品か中古を買い、アウターも7~10年は同じものを使っている」
と明かした。中古品を愛用し、驚くほど物持ちも良い彼は、“エコロジータイプの貧乏性”といえそうだ。
スーパーや家電量販店にある割引品だけを集めたコーナーは、お得を愛する人々にとって見逃せない目玉スポットとなっている。千葉県の60代前半の女性(サービス・販売・外食/年収800万円)は、次のように書いている。
「スーパーの処分品コーナーを素通りできず、サルベージして食卓に華々しくデビューさせてあげるときに無上の喜びを感じます」
また、神奈川県の40代前半の女性(ITエンジニア(システム開発・SE・インフラ)/年収550万円)は、
「どのお店に入店しても、値引きの商品を陳列されているのに気づけば、恥ずかしがることなく入念にチェックし、当たり前のように買っている自分に気づいた」
と自身の行動を振り返る。誰しも定価より安く商品を買えるのは嬉しいもの。しかし、買うつもりのなかったものまで「割引品だから」と手に取るようになったら少し注意したほうがいいかもしれない。