職場には「え?何このルール」と困惑してしまうような決まりが存在する場合もある。埼玉県の30代女性(サービス・販売・外食/年収300万円)は、
「契約社員(パート扱い)のスタッフですが、 社員に忖度して仕事を回してもらう、というルールがあります」
と衝撃的な実体験を語った。(文:草茅葉菜)
※キャリコネニュースでは「職場のやばいルール」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/S4CM1A8Q
忖度しない人はあからさまに戦力から外されます
女性が契約社員として働いている会社では、「正社員に忖度した人、認めてほしいアピールをした人」だけが仕事を回してもらえるという。女性はこのように状況を語る。
「10名弱の部署で、契約更新は管理職が決める関係で更新はされますが、忖度しない人はあからさまに戦力から外されます」
しかし、「忖度」とは「他人の気持ちをおしはかること、配慮すること」といった意味で、明確に何をしなければならないというものではないだろう。分かりづらいルールだが、
「契約社員の業務範囲はある程度決まっており、ノルマはありません。正社員登用制度はありますが、差があるとしても100万程度年収UP、ノルマが発生するくらいです」
というから、必要以上に頑張って正社員に尽くすような働き方をする、ということかもしれない。「100万程度」の差は大きいような気もするが……。
なお、「このルールを作った社員は部署立ち上げの際に参画し、中途入社間もない男性社員に手を出し、その後半年ほどで会社にバレて部署異動」していったという。
その人物は今もなお、「男性社員を忖度してくれるスタッフを裏からコントロールし続けています」と女性は綴った。やばいルールというよりも、「やばい人がいる職場」であるようだ。