年齢に関係なく自分の進路は自分で決めたいものだろう。しかし、時には両親と意見がぶつかることもある。中学受験を経験した30代後半の女性(大阪府/事務・管理/年収700万円)。希望校を目指すためにこんな説得をしたというが、親の対応は決して甘くなかった。(文:永本かおり)
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「なんだかモヤモヤしましたが、言葉の重みを学んだ経験でした」
「中学受験の時、親の希望校と私の希望校が違っていました」と当時を振り返る女性。
「親は地域一番の女子校(A校)、私はおしゃれで校風が自由な地域三番手位の女子校(B校)」
を希望していた。
「わたしが受験する年から地域の私立校の試験日が統一されため、どちらかしか受けれず、親に『私のお年玉全額使っていいからB校受けさせて』といい、B校受験しました」
希望する中学校に入学するため、親を説得した女性。しかし、
「結果はB校は1点足りず不合格、後期でA校に合格し、A校に入学しました」
と惜しくも希望校には手が届かなかった。しかし結果的には親の希望通りに。そこで、このような頼み事を親にしたというが、その返事はあっけなかった。
「後日、『(親の希望のA校受かったし、大丈夫だろうと思い)お年玉ちょうだい』というと、『言われた通りB校受験代に使った』と言われ貰えませんでした……」
「結果、親が希望した学校に受かったのに、お年玉も貰えずなんだかモヤモヤしました(笑)。が、言葉の重みを学んだ経験でした」
約束は約束という現実を突きつけられた女性。中学受験を経て成長したことを綴っていた。