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「壁にひび、水たまり!台風でびしょ濡れ!」欠陥だらけのデザイナーズマンションで暮らした男性

2022年12月15日 14:50  キャリコネニュース

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単身者にはとても便利な賃貸だが、時にはとんでもない物件に出会ってしまうこともある。

「敷金・礼金・保証料をドブに捨てることになっても引越したほうがよい」

と短期間で引っ越したことを明かすのは、東京都の50代男性(不動産・建設系/正社員・職員/年収400万円)。男性は、とあるデザイナーズマンションでの盛大なトラブルを綴った。(文:草茅葉菜)

※キャリコネニュースでは「賃貸のトラブルエピソード」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/SMKDIZC7

向かいのお店の看板照明がつけっぱなし。夜間は照明で明るすぎた

男性は学生の頃から賃貸住宅で一人暮らしをしている。しばらく住んでいた物件の更新時期が近づいてきたため、気分を変えて築10年足らずのデザイナーズマンションに引っ越すことにした。

駅チカとはいえ、近くにはコンビニしかなく買い物や外食には不便であったが、「少なくとも数年は住むつもり」だったという。しかし、

「結果としては1年弱で引越することとなりました」

とかなり短い期間で引っ越したことを明かす。男性はその理由を3つ挙げた。

(1)部屋に水たまり!! 部屋の壁(コンクリート)にひびがあったため
(2)部屋の壁がびしょぬれ! 秋の台風時に結露のような状態に。
(3)向かいのお店の看板が夜間照明がつけっぱなし。夜間は照明で明るすぎる状態に

住んでいたのは2階で、「看板が3階くらいの高さ」というから、上からダイレクトに照らされ「夜なのに暗くならない」というありさまだ。「遮光カーテンがあれば防げたのかもしれませんが」と男性は振り返るが、遮光カーテンだけでなんとかなる部屋でもなかっただろう。

あまりに欠陥が多かったため、引っ越し直後は無料法律相談や警察の電話相談等を利用し、不動産仲介会社や管理会社へもクレームを上げたという。しかし男性は

「家賃の減額請求ができる見込みがあったとはいえ、そこまでして住みたいとは思える物件とも思えず、1年足らずのために敷金・礼金・保証料(長期間契約向け)をドブに捨てることになっても引っ越したほうがよいのでは、こんなことで争っているのは時間のムダ」

という判断から、引っ越しを決意。1年足らずで「同じ」引越業者に再度依頼したため、「引っ越し代のリピート割引が受けられました」と苦笑いする。

「それから数年経ちますが、結果としては早いうち引っ越してよかったように思えます。 家賃は大差なく、駅チカで買い物も便利で住みやすくしかも楽器設置可、で正解でした」

男性は良い物件に巡り合えたようだ。