マウスピース矯正ブランド「Oh my teeth」を運営する株式会社Oh my teeth(以下、Oh my teeth)。同社では、歯科クリニックがマウスピース矯正のユーザーと共有できるカルテシステムの開発や、歯型を3Dスキャナーでスキャンし、3Dデータ化してユーザーと共有する診断などを行っています。
今回は、 Oh my teethのTech Lead(テックリード)である杉浦輝希氏に、Oh my teethの試みや、同社が目指すものについて解説いただきました。
テックカルチャーな社内「未来の歯科体験」の実現のために日々活動しているOh my teethでは、代表取締役CEO西野がエンジニア出身ということもあり、エンジニアチームが使うようなツールや考え方が浸透しています。
[caption id="attachment_187398" align="aligncenter" width="1200"] Oh my teeth導入クリニック「東京新宿矯正歯科」[/caption]また、Oh my teethでは導入クリニックのことをストアと呼んでいます。これは「Apple Storeのようにスタイリッシュな雰囲気を演出したい」「歯医者とは思えない近未来的な空間にしたい」というCEOの思いから来るものです。
ストアから紙が消えた一時期、Oh my teethでは紙のカルテを使っていました。歯医者であれば当たり前のように使っているであろうカルテ用紙は、歯科医師からしたらとても直感的に書ける優れものです。
一見便利な紙カルテですが、問題点はあります。例えば、情報を確認しづらい点です。
Oh my teethではリモートで参画しているドクターや、大阪ストアのドクターが表参道ストアのカルテを確認するなど「ドクターが担当ストア以外のストアのお手伝いをするケース」があります。
中学時代からプログラミングにのめり込み、高校入学前からエンジニアになることを決意。母子家庭だったことから大学には行かず就職して働きながらエンジニアリングの勉強を続け、20歳でフリーランスエンジニアとしてスタートアップのテックリードやIT企業のSE業務を歴任。2021年からOh my teethにテックリードとして参画し、現在に至る。