スラブ神話を元にした魔女バーバ・ヤーガの物語　まもなく配信「BLACKTAIL」の世界観をみてみよう

　ポーランドのゲームデベロッパー、THE PARASIGHTが開発しフランスのパブリッシャーであるFocus Entertainmentが12月16日に配信を予定しているFPSアクションアドベンチャー「BLACKTAIL」。

　配信開始まであと2日とせまっていますが、配信前にこのダークな世界観が楽しめるゲームトレイラーや、作品について紹介していきます。

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　本作品はスラブ神話をモチーフとした世界観に基づいて作られており、通常我々が目にするファンタジーアクションゲームとは少し違った、独特なキャラクターデザインや敵が登場することが魅力となっています。

　中世スラブの居住地を追い出された魔女バーバ・ヤーガとなって、手に持った弓を駆使して敵を撃ち倒し自らに秘められた謎を探索して行きます。

　このゲームの特徴は倫理システムと呼ばれるヤーガの行動を決める選択肢。この選択肢の結果によってヤーガは森を守る善なる魔女にも邪悪な魔女にも変化していくという部分です。

　そもそもの伝承にあるバーバ・ヤーガ自体も、善悪両方の顔を持つ恐ろしい存在として描かれているため、このシステムは伝承をうまく表現しているといえます。

　さらに倫理システムの選択肢によりヤーガのスキルなどだけでなく、物語の舞台そのものやそこに住む住人などへ大きな変化をもたらすそう。プレイヤーの選択によってプレイスタイルが変化していくのもこのゲームの特徴の一つと言えるでしょう。

　公開されているゲームトレイラーは、作品世界観を十二分に表現したものとなっています。不気味すぎる敵キャラクターや、美しい自然、そしてヤーガの戦闘スタイル、巨大なボスキャラクターなどを紹介。筆者が注目したのはトレイラー中に差し込まれている不思議なアニメーションのシーン。

　ゲームのデザインとは一線を画した可愛いデザインとなっているにも関わらず、残酷で悲惨な様子が描かれており、本作がダークファンタジーなのだなと理解させられます。

　さらに主人公であるヤーガも、夜の森の中で見たらちょっとびっくりしてしまいそうなくらい、不気味な外見に見える仮面をかぶっています。仮面を被る前の後ろ姿がトレイラーの中に出てきますが、素顔がちょっと気になりますね。

　さらにポーションなどの作成などクラフトシステムなども導入されていたり、森の中へと隠された財宝を探索するなどやり込み要素も多数取り入れられているようです。

　一風変わったFPSアドベンチャーである「BLACKTAIL」はPC版だけでなく、PlayStation5、Xbox SeriesX|Sでも販売を行う予定。日本語対応もされているようなので、安心してプレイを楽しむことができそうです。

＜参考・引用＞
「BLACKTAIL」　steam
「BLACKTAIL」公式Twitter

（上村健太郎）