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FF7アドベントチルドレンの「バイク フェンリル」をダンボールで完全再現

2022年12月12日 16:31  おたくま経済新聞

おたくま経済新聞

FF7アドベントチルドレンの「バイク フェンリル」をダンボールで完全再現

 2022年で発売から25年を迎えたFF7こと「FINAL FANTASY VII」は、リメイク版が登場するなど未だ高い人気を誇る名作です。その関連作として2005年に公開された映像作品「FF7アドベントチルドレン」の主人公・クラウドが乗る「バイク フェンリル」をダンボールで再現した作品が話題をよんでいます。


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 素材がダンボールとは思えないほどに細部までしっかり作り込まれ、フェンリルの特徴である曲面の多い外観も再現。もちろん人が乗ることも可能な作りになっています。


 製作したのはダンボール工作クリエイターとして活動している「つくるさん」。過去にも「乗り物シリーズ」として、架空の乗り物再現に挑戦しています。


 今回の作品では、もちろんクラウドの合体剣も完備。バイクのサイドには剣が収納できるスペースも作られています。この合体剣を作ったことをきっかけに、「やはりここは収納までやらねば」という思いからフェンリルバイクの製作が決まったそうです。


 「作るからには乗れる、剣の収納ができる、といった機能の再現はしたいな」という考えのもと、設計から完成までにかかった期間は約3週間。曲線や曲面の多いものなので、平面的なダンボールから作り出すのは大変だったそうです。


 Twitterで公開された動画ではスムーズに走行するようすが紹介されています。もちろんエンジンは搭載されていないため、ゆるい坂道を利用しての滑走だったそうです。また、ホイールベースがとても長い車体となっていることから、構造上では車輪で自重を支えることができず、実は座席下に荷運び用の台車が仕込まれています。


 動画ではかなりのスピードが出るように見せていますが、これは倍速編集の効果。実際は安全を考慮し「歩くくらいの速度」での撮影。さらに周囲に人がいないことを確認した上で、乗車する人物の安全にも十分配慮して行ったそうです。とはいえ、ステアリングやブレーキはもちろんついていないので、「少し怖かった」とつくるさん。


 また、運搬を考えて分解できる仕組みになっていますが、大きさがあるためかなりの重量。持病の腰痛が再発しないよう気をつけながら運んだそうです。確かにこれだけの大きさを見れば、その重さも想像ができます。


 合体剣の作り方は、つくるさんのYouTubeチャンネル「つくるさん。Crafty Transformer – Cardboard DIY」にて、メイキング動画が公開されています。製作期間1週間とのことで、細部まで再現された6本の剣が合体していくようすを見ることができます。



<記事化協力>
つくるさん/工作キット発売中-Crafty Transformer-さん(@Tsu_ku_ru_san)


(清水野明香)