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2つのカメラで360度+前後の記録を可能にする新構造ドライブレコーダー登場

2022年12月12日 10:01  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
カーメイトは12月9日、360度ドライブレコーダー「d'Action 360(ダクション 360)」シリーズより、世界初(※1)の新構造ドライブレコーダー「ダクション 360D DC3600R」を発売した。


同商品は、360度+リヤの2カメラモデル。前方車のナンバープレートを高画質で記録しながら、車内や周囲の状況を360度記録する“デュアルレック機能"を搭載し、そのソフトウェア技術により3つの視点「360度+リヤ+フロント」を記録しつつ、カメラを2つにして価格を抑えたARF(※2)モデルを実現している。


360度ドライブレコーダーは、2017年に初の市販モデル(同社製「DC3000」)発売以降、360度+リヤモデルやルームミラー一体型など各社からラインナップされ新たな市場となった。



しかし、従来の360度モデルはデータをリサイズして保存するため、拡大したときに前方車のナンバープレートが読めないという不満がECサイト等の口コミで見られるようになった。


同社では2018年に“デュアルレック機能"初搭載モデル「DC5000」で対応。昨年は3カメラにより前方車のナンバープレートの認識性能を高めた"ARF"コンセプトの1stモデル「DC4000R」を発売した。今回発売の同商品は“デュアルレック機能"と"ARF"を融合した"ARF"2ndモデルとなる。


360度映像のリサイズ前データからフロント部分を高解像度のまま切り出し、同時に360度のリサイズデータも記録する「デュアルレック機能」(※特許登録済:2022年11月22日)を搭載。前方高解像度の切り出し(バーチャルフロントカメラ)がナンバー4桁をクリアに記録する。


リヤカメラは、「DC4000R」に引き続きソニー製CMOSセンサーSTARVISを採用し後方をしっかり記録。夜間でも明るく高画質に録画する。純正プライバシーガラスやスモークガラスにも対応している。



なお、前方ナンバープレートの認識性能については、一般社団法人ドライブレコーダー協議会「ドライブレコーダー推奨ガイドライン」に記載されている、カメラの取付位置から約10m離れた前車のナンバープレートが記録できる性能を満たす仕様としている(全ての環境で保証するものではないい)。



また、2.4インチの液晶を搭載し、画面を見ながら簡単に操作が可能。無料のスマートフォンアプリ(発売時はiOSのみ対応)により、もしもの時はその場でスマートフォンに映像をダウンロードすることで、より大きな画面で確認できる。ファームウェアのアップデートもスマートフォンから行うことができ、バージョンアップにより機能拡張を行える。


専用の無料PCソフトでは、360度、高画質フロント、リヤ3視点の映像を同時に表示でき、録画後の明るさ調整や地図上の軌跡表示が可能となる。



さらに、「駐車監視オプション(DC204)」との接続により駐車中も360度監視。買い物中のドアパンチや当て逃げ、車上荒らしなど側面・車内を記録する(3カメラで最大2週間監視)。また、車両のキースイッチをOFFにするとまず「駐車常時録画」が作動し、衝撃のないアクシデントも最大30分間記録する。


そのほか、HDMI入力搭載のカーナビゲーションやディスプレイオーディオの大画面で、記録映像やリアルタイムビューの確認も可能となる。


「ダクション 360D DC3600R(d'Action 360D DC3600R)」(品番:DC3600R)は、本体寸法(マウント込):メインカメラ H103×W123×D73mm/リヤカメラ H59×W59×D38mm。重量(マウント込):メインカメラ 210g/リヤカメラ 62g。記録画素数:バーチャルフロントカメラ 約200万画素(1920×1080)/360度カメラ 約90万画素(960×960)/リヤカメラ 約200万画素(1920×1080)。価格はオープン。



※1 デュアルレック機能( 2022年11月22日特許登録済)搭載

※2 ARF:A=Around(360度)、R=Rear(後方)、F=Front(前方)の記録が可能で、特にフロントのナンバー認識にこだわった同社360度モデルのコンセプト(エボル)