この冬、無印良品の手づくりキット「自分でつくるシリーズ」にシュトーレンが新登場しています。
クリスマス気分がぐっと高まる「シュトーレン」は、12月25日までの期間に少しずつスライスして食べるドイツの伝統菓子。
そんなシュトーレンが、このキットとバター、牛乳、卵を用意するだけで、つくれちゃうなんて! 購入して、挑戦してみたよ。
【手づくりキットの内容物をチェック】
シュトーレンといえば、存在は知っていても基本的には買うもので、自分でつくるとなると材料や手順も想像できない……という方も多いのでは。
でもこの「自分でつくるシュトーレン」があれば、はじめてのシュトーレンづくりをばっちりサポートしてくれるのです。
無印良品の「自分でつくるシュトーレン」は税込み1190円。1箱で約20×8センチのシュトーレンが1本つくれます。
キットにはこのようなものが入っていました。
・シュトーレンミックス
・アーモンドプードル
・粉糖(仕上げ用)
・粉糖(マジパン用)
・ドライフルーツミックス
・ラム酒入りフルーツミックス
・トリオミックスナッツ
・ドライイースト
粉糖やアーモンドプードルなど、普段お菓子をつくっている人でないかぎり持て余しまくる材料もこうやって使い切りのセットになっていてとても便利です。計量も不要なので、地味に作業が捗るよ。
そのほか、自分ではこんなものを用意しました。
・無塩バター
・牛乳
・卵
有塩バターだとしょっぱくなりすぎてしまうようなので、無塩タイプのバターを用意してね。
パッケージ裏面にプリントされている詳しいつくり方、かなりびっしり文字が書いてありますが、しっかり読み込んで頑張りたいと思います。工程は大きく分けて、下準備、マジパンづくり、生地づくりの3つです。
【下準備が作業をスムーズにするカギ】
まず自分で用意する材料はあらかじめ計量しておき、生地用のバターは室温に戻しておきます。
キットに入っているドライフルーツミックスとラム酒入りフルーツミックスを混ぜ合わせ、トリオミックスナッツは粗く刻んでおきます。
天板にオーブンシートを敷いておき、牛乳は35℃にあたためておきます。
これらの下準備をやっておけば、作業はとってもスムーズに進むよ。
【マジパンってこうやってつくるのか】
つづいて、マジパンをつくります。ボウルに入れたアーモンドプードルと粉糖に少しずつを卵白を混ぜていきます。
「マジパンってこういう材料でつくるのかっ」という発見をしつつ、まとまったマジパンを半分に。
ひとつは生地に入れる用、もうひとつは生地に巻き込む用に棒状に伸ばしてからラップにくるみ、冷蔵庫で休ませておきます。
【生地づくり→焼き上げ→バターのお風呂】
ボウルにシュトーレンミックス、バター、牛乳、卵黄、マジパン(生地用)、ドライイーストを入れて、手でこねるようにしてまとめます。
生地に弾力が出てきたら、トリオミックスナッツ、ドライフルーツミックス、ラム酒入りフルーツミックスを加えて生地全体にいきわたるように混ぜます。
ボウルに濡れ布巾をして40℃で40分発酵させます。オーブンの発酵機能を使うのが便利ですが、ない場合の対処法もしっかり箱の裏面に書いてあるのでご安心を。
40分後、発酵時間は終了。でも見た目はあまり変わっていません。
天板に敷いたオーブンシートの上に生地を楕円形に伸ばし、生地中央よりも少し手前にマジパンを配置。生地を手前に折り込み、中のマジパンが生地からでないように、閉じていきます。表面にナッツやフルーツ出ていると焦げやすくなるので、それも生地の中に入れ込みます。
予熱しておいたオーブンで180℃、35分焼き上げて……
今度は焼き上がったシュトーレンを溶かしバターのお風呂にイン。刷毛で全体的にバターを塗り、10分くらいかけてバター全量を生地に染み込ませます。
粗熱が取れたら粉糖を全体的にかけて完成☆ と言いたいところですが、常温で1日ほど寝かせるとバターがなじんで美味しくなるそうな。
粉糖を使い切らずに少し取っておいて、切リ分ける前にふりかけてもよいそうです。
【ほんとにシュトーレンできた!】
ふう。シンプルで素朴な見た目の割に、意外とつくるのが大変でしたが、自分でイチから材料を用意したら、きっともっと大変でした。
カットする際にはちょっとポロポロくずれちゃいましたが、はじめてつくった割にちゃんとシュトーレンなビジュアルに完成していてとっても感動です!
断面を見てみると、こちらもはじめて自作したマジパンがちゃんといて、なんだか嬉しい。キットに入っていたフルーツやナッツも色とりどりですご~く華やか♡
ラム酒を使用しているので大人だけが楽しめるケーキになっちゃいますが、意外とクセがなく、はじめてシュトーレンを食べる人でも楽しめる味だと感じました。食べきれないサイズじゃないのもいい感じ。
つくってみたいけどつくり方や材料がいまいちわからない、大人が楽しめるクリスマスケーキつくってみたい方にはうってつけ。気になった方はぜひ無印良品のお店で手に取ってみてくださいね!
参考リンク:無印良品ネットストア
撮影・執筆:黒猫葵
Photo:(c)Pouch