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繰り返し使える「充電式カイロ」が人気 SDGsの観点でも支持高まる

2022年12月08日 10:21  Fashionsnap.com

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ライフオンプロダクツが展開する充電式カイロ

Image by: ライフオンプロダクツ
 充電して繰り返し使えるカイロが売れている。「楽天市場」では充電式カイロに関連する商品が約3000点出品されており、流通額(2022年9月1日~11月15日)は前年同期比で約3倍に伸長しているという。

 充電式カイロ自体はこれまでも展開はあったが、今年のモデルは小型化しているほか、連続使用可能時間の改良や、温度を調整できる機能が搭載されるなど、ユーザーニーズに合わせて進化している。使い捨てカイロとは異なり、充電すれば繰り返し使えることからSDGsの観点でも支持されている。
 楽天市場の充電式カイロのカテゴリーでランキング1位のブランド「モットル(mottole)」などを展開するライフオンプロダクツは、2019年11月から充電式カイロの取り扱いを開始。今年は4品番を発売し、今シーズンの新作として「プリズメイト(PRISMATE)」からは薄型と手のひらサイズが特長の「エコハンドウォーマー」をオンラインのほかに全国の家電量販店に卸売している。現時点の4品番合計の累計販売台数(2022年1月1日~11月29日)は、前年比3倍以上にあたる3万台を突破したという(※昨年は3品番の展開)。
 客層は10代から年配まで幅広く、ポケットにも収まるサイズ感が支持されているという。「今年は特にテレビやウェブで『エコ』『使い捨てない=地球にやさしい』といったSDGsの観点で紹介いただくことが多く、情報番組をご覧になった主婦層の方からの問い合わせも多い」とライフオンプロダクツの担当者。今年10月に開かれた「産業交流展2022」では東京都の節電ブースでも展示され、同担当者は「今年はエコカイロのブームが来ていると感じている」と期待感を示した。
 同ブランドでは寒くなるにつれて販売台数が伸び、インフルエンサーayaとのコラボで新色カフェラテを採用したモデルなど一部商品で品切れ状態となっている。その他の製品に関しても在庫がなくなり次第販売を終了する。