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劇場版「転スラ」岡咲美保がトム・ブラウンの演技を絶賛、みちおは緊張でボケられず

2022年12月07日 21:19  コミックナタリー

コミックナタリー

劇場アニメ「劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編」の舞台挨拶より。左から富田美憂、岡咲美保、福本莉子、トム・ブラウン。
川上泰樹・伏瀬原作による劇場アニメ「劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編」の舞台挨拶が、本日12月7日に東京・新宿ピカデリーで開催され、リムル役の岡咲美保、トワ役の福本莉子、ヴィオレ役の富田美憂が登壇した。

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11月25日に公開され、12月1日時点で興行収入5億4000万円に到達した同作。この大きな反響について岡咲は「スタッフさんたちがホッとした笑顔で『ああ、よかった』と言っていて。私も公開をワクワクして待ちつつ、数字とかも気になってはいたので皆さんに受け入れてもらって安心しました」と話す。福本は「SNSで皆さんが盛り上げてくださってるのを見たり、ほかの関係者の方から『いいスタート切れてるよ』っていうお話を聞くとうれしい気持ちでいっぱい。例えばコンビニとか、街中でも『転スラ』を見ることが増えました」と盛り上がりを感じていると述べる。

公開前は伏せられていたが、同作では原作小説の人気キャラクター・ヴィオレがアニメへの初登場を果たす。ヴィオレ役の富田は「『転スラ』は以前から知ってる作品だったので、ついに出られる!とうれしかったです」とオファーを受けたときの喜びを語り、「今まで声優をやっていてヴィオレのような立ち位置のキャラクターを演じることがなかったので、これは役者として試されているな、任せていただいたなと。人気のキャラクターだとも伺っていたのでプレッシャーはあったんですが、のびのびと楽しく演じさせていただきました」とアフレコを振り返る。

そんな富田演じるヴィオレについて、福本は「見た目も声もとってもかわいらしくって! トワとしてはヴィオレと関わるシーンもあるので共演できてよかったです」とコメント。岡咲はネタバレを気にしつつ「もうちょっと攻めていこうかなー」と前置きし、「入場者特典の第2弾でディアブロとヴィオレらしき方がバチバチと戦っている感じ。あれは本編にもつながってきているって思っていただいていいかなと思います」とこの後に本編を鑑賞する来場者たちの期待を膨らませる。

ここで同作に声優としても参加したトム・ブラウンが壇上に。かねてより「転スラ」の熱烈なファンだったみちおは「緊張で吐きそうです」と顔をこわばらせる。「転スラ」シリーズに参加してみての気持ちを聞かれ、布川ひろきは「僕は正直もともと詳しくなかったんですが、ちょっと観てみたらすごく面白くて! その声優をやらせてもらえるなんてドッキリかと思いました。でも今日で完全に本当だとわかったのでよかったです」とコメント。みちおは「『転スラ』はまったくお金がないときに人生を彩ってくれた作品なので、このお話をいただいたときはうれしいという感情が出るよりも引きました。『いや無理無理! やめてやめて……!』と。でも布川くんは『うわあ! やった!』とか気楽に言っていたので腹立ちましたね」と明かし、笑いを誘う。

そんなトム・ブラウンの演技について、岡咲は「素晴らしかったです! あまりにも自然に馴染んでいたので最初に観たときは気付けなくって、2回目でやっと『おふたりの声の個性が爆発してる!』と気付いたんです。声の個性を潰さずに粒立たせつつ、『転スラ』のキャラクターとして確立させるというバランスがとてもお上手でした」と絶賛。その言葉に布川とみちおは「めっちゃうれしい!」「生きててよかったー」と喜びを噛み締める。ここまで緊張のせいで1つもボケていないと相方に突っ込まれたみちお。同作の感想を聞かれ「伏瀬さんがストーリー原案も担当されているので、原作ファンもしっかり楽しめる。感動に継ぐ感動で、最高に継ぐ最高です」と答えるが、「転スラ」ファンとして満足のいくアピールができなかったようで「うわー帰りたい!」と激しく悔やむ。

イベントでは「紅蓮の絆編」というタイトルにちなんで、登壇者たちが絆を感じたエピソードを披露する一幕も。さらにクリスマスが間近ということで、たくさんのリムルが連なった「特大リムル様クリスマスツリー」も登場した。最後に岡咲は「ヴィオレが出てくるってことをもう言えるという解放感がすごいです!(笑) 私もプライベートで映画館に行きまして、何回観ても面白いなって思ったので、皆さんも悔いが残らないように何回でも観ていただけるとうれしいです!」と呼びかけた。

(c)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会