転職したからといって、必ずしも収入アップに結び付くとは限らない。「転職したのに前職より月給が下がりました」と不満をこぼすのは、静岡県の30代男性(その他/正社員・職員/未婚)。年収250万円、手取りにして月16万4000円で働いている男性は、
「私の年齢層の平均以下の手取り額なので、まず結婚も難しいです。仕事はサービス残業が多いので、月30時間残業をしても5時間しか残業代がついていません。今は、早くこの会社から離脱して手取り額が平均に達する会社に転職しようと活動を始めています」
と再転職を視野に入れていることを明かした。(文:福岡ちはや)
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/94ZJP3D8
「大企業の非正規社員のほうが給料も仕事内容も良かった」
都内在住の40代前半女性(その他/正社員・職員)も、転職したはいいものの、「中小企業の会社に正社員で就職できたけれど、前職の大企業の非正規社員のほうが給料も仕事内容も良かった」と後悔する。
「しかも働いてみてわかったのが、求人票とは大きく違い昇給もなく、賞与も違った。従業員の半数以上が家族のため、得や楽をするのはその一族ばかり。家族以外の従業員が損をし、大変なことや仕事をさせられている」
女性は「年収200万円、手取り月13万4000円。旦那の収入がないと生きていけない」と不満を綴っていた。転職先を決める際は雇用形態ばかりを気にするのではなく、給料や仕事内容、従業員構成まで詳しく確認するに越したことはなさそうだ。