長引くコロナ禍やここ最近の物価高で、気持ちが暗くなっている人は多いだろう。そんななか、IT・通信系の会社でパート勤務をしている30代前半の女性(岡山県/未婚)は「『なんとかなる』という気持ちが大事!」と明るい投稿を寄せてくれた。
「リーマンショックの経験、ブラック企業に勤めた経験から、『正社員に必ず(ならなければ)』という思いはなくなった。転職経験は非正規・正規雇用を合わせて2桁いってるけど、特に不安には思わない」
女性は自分なりの価値観を持って、前向きな人生を送っているようだ。(文:福岡ちはや)
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/94ZJP3D8
「足りない月は追加で副業。自由にシフトを組んでるのでストレスは少ない」
女性の現在の年収は200万円、手取りにして月11万円ほど。先行き不透明なこのご時世、なぜ薄給かつ不安定にも思えるパート勤務を選んだのだろうか。女性は仕事選びの基準とパート勤務のメリットについて、次のように語る。
「できるだけ人との関わりを避け、リモートワークや短時間勤務をしている」
「足りない月は追加で副業している。アルバイトを掛け持ちしたりして、自由にシフトを組んでるのでストレスは少ない」
ただ、正直に言えば「お金はもっと欲しいかも。保険は複数入っている」「掛け持ちで社会保険が自分持ちだと結構もったいない」、そんな気持ちもあるという。それでも女性は、
「人間関係の煩わしさにはかなわない。そんなに悲観的にならなくてもよいと思っている」
とあっけらかんとしていた。
何事も捉え方次第で状況は変わるというが、この女性くらいポジティブシンキングがうまければ、どんな世の中でも楽しく生き抜いていけそうだ。幸せな人生を送るには、たくさんのお金を稼ぐことよりも、「なんとかなる」と気楽に構えることのほうが大事なのかもしれない。