給料に対する不満から、会社を辞めようと考える人は少なくない。商社系の会社で働く20代前半の男性（熊本県／正社員／未婚）は、
「手取り19万1000円でとても不満」
「物価高騰にもかかわらず、会社の給料は一向に上がらないので、来年夏のボーナスをもらったら今の会社を退職するか考えています」
と胸中を明かす。（文：福岡ちはや）
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「国内旅行すらいけないので人生がつらいです」
給料が少ないと、生活のあらゆるところに支障が出てしまう。男性は彼女との同棲を考えているが、貯金が進まないため「引っ越しの代金をどうにか食費から捻出しようとしています」と無謀な作戦を検討中だ。また、
「学生時代は『社会人になったら海外旅行にも行きたい』という甘い理想を抱いていたのですが、こんなに日常生活がきついと国内旅行すらいけないので人生がつらいです」
とも綴っていた。たしかに、仕事ばかりでやりたいことを楽しめない生活ではあまりに苦しい。まだまだ若い20代のうちに転職に踏み切るのも、一つの判断かもしれない。ただ、男性は、
「転職先でやっていけるかどうかも不安なので、先の見通しはあまりついていないです」
と弱音も吐いていた。このまま働き続けるにしても、転職するにしても不安は尽きないだろうが、男性が自分にとって良い決断ができるよう祈るばかりだ。
