苦しい生活を送っているわけではなくても、「もう少し手取りがあれば…」と思ったことのある人は多いだろう。メーカー系の会社で働く40代前半の女性(埼玉県/正社員/未婚)もその一人で、
「手取り19万3000円。出かける回数や服飾品の購入金額などは、実家住まいだった頃に比べると明らかに減らしているので、もう少し手取りが欲しいところです」
と本音を綴った。引き続き、この女性の投稿を紹介する。(文:福岡ちはや)
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「大きな出費があると赤字になってしまう月もあり」
女性の現在の住まいは、持ち家のマンション。ローンの支払いもなく、住む場所には困らない状況だが、
「築年数が古く、60歳くらいには住み替えが必要かなと感じております」
と女性は語る。持ち家があるからといって“老後まで安泰”とはいかないようだ。また女性は、現在の生活水準について、
「車両保険・車検代や火災保険代、家電類の買い替え、固定資産税など大きな出費があると赤字になってしまう月もあり」
「景気が悪く、ボーナスがないことも(外出や服飾品購入回数を減らしている)理由のひとつ。外食はほとんどしません」
と明かす。「特に節約に躍起になっているわけではありません」としながらも、転職が頭をよぎる場面もあるのだろう、
「転職するにも厳しい年齢になってしまったのと、ワークライフバランスを大事にしたいので、なかなか現在の金額よりも、という都合の良い会社なんてありません」
と投稿を括った。ほどほどに働いて十分な給料のもらえる会社があるのなら、誰しもそこで働きたいと思うだろうが、そんな甘い話はなかなかないようだ。