Netflixによるヘンリー王子夫妻のドキュメンタリー番組『Harry & Meghan』予告編がこのほど公開された。ウィリアム皇太子夫妻が米国訪問中での公開とあって、王室関係者はヘンリー王子夫妻の「宣戦布告」と見ており、リアリティ番組のスターを彷彿とさせる王子夫妻は自分達のことを話して金儲けをする「カーダシアン」と皮肉られてしまった。
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現地時間1日、Netflixが公式SNSでヘンリー王子とメーガン妃のドキュメンタリー番組『Harry & Meghan』予告編を公開した。王室関係者は「これはヘンリー王子夫妻からの“宣戦布告”」と見ているという。英メディア『Daily Mail Online』が報じている。
約1分間の予告編には、家族のアルバムにあった数十枚ものプライベート写真やメーガン妃が涙を流す場面、「誰も密室で起きていることを見ていない」と重々しく語るヘンリー王子のナレーションが含まれている。
また2019年にウェストミンスター寺院で行われたコモンウェルスデーの礼拝で、ヘンリー王子夫妻が座る席の前にいたウィリアム王子(当時)とキャサリン妃(当時)の写真を選択したことも物議を醸した。
その写真でメーガン妃は遠くを切なげに見つめ、キャサリン妃はカメラに向かって睨んでいるように見えたことから、ある関係者は「まるで誰かがキャサリン妃の見栄えの悪い写真を地球上から探し出したようだ」と語った。
王室関係者は「これは宣戦布告以外の何ものでもありません」と述べており、怒りの感情を募らせているという。
ウィリアム皇太子夫妻が2014年以来となる米国訪問で歓迎を受ける中、ウィリアム皇太子主催の「アースショット賞」の授賞式に合わせて『Harry & Meghan』予告編を公開したことにも失望が広がっている。
さらに王室ではリアリティ番組に出演している“カーダシアン家”との類似性を指摘する声もあり、ある関係者は「実際、比較しないわけにはいきませんよ」と皮肉交じりに語ったそうだ。
カーダシアン家のリアリティ番組『The Kardashians(邦題:カーダシアン家のセレブな日常)』は、彼らの人生において良いことや悪いこと醜いことも含む全ての瞬間を記録している。
このことから王室の内部関係者は、世間の注目を浴び自分達のことを話して金儲けをするヘンリー王子とメーガン妃に「“カーダシアン”というあだ名を付けた」と英メディア『The Mirror』は報じた。
なお『Harry & Meghan』予告編は、メーガン妃がインディアナ州の「The Power of Women」という女性を支援するイベントに登場し、妃が促進したハンドバッグの慈善寄付の発表などヘンリー王子夫妻による一連のPR発表とも重なっている。
別の関係者はこのように述べた。
「これはドキュメンタリー番組への関心を煽るため、彼らのために団結して宣伝活動を行い、ウィリアム皇太子夫妻の訪米と衝突するように仕組まれていると結論付けるしかありません。」
ヘンリー王子夫妻がアメリカで生きていくためには、なりふり構わず巨額の富を得たカーダシアン家のように全てをさらけ出すことが必要なのだろう。
ちなみに『Harry & Meghan』予告編は、NetflixのTwitterに公開されてから1時間以内に30万回以上再生され、現在は390万回超の再生回数を記録している。
画像は『Netflix US 2022年12月1日付Instagram「Harry & Meghan.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 雨宮瑠亜奈)