前職で「空間デザイナー」として働いていた20代後半の男性(東京都/建築・土木技術職/年収350万円)は「ブラック企業は売り上げに繋がらない無意味なことが大好きです」と語る。男性のかつての会社には
「売り上げに関係ないものを強制的に提出させる」
という「やばいルール」があったと綴る。(文:okei)
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「激務なので、休日出勤でもしないと再提出するための時間が作れません」
男性はまず「前職には『定期的にソフトスキル(IllustratorやVectorworksなどの)確認試験』というものがあった」と明かす。これがなかなかやっかいで
「規定の点数以上を採れないと、めちゃくちゃ怒られ、満点採るまで再提出させられるというものです」 「デザイナー故に仕事は基本的に激務なので、休日出勤でもしないと再提出するための時間が作れません。休日出勤手当てとかありません」
とデザイナーに過重労働を強いるものだった。理不尽な無茶振りはそれだけではなく、
「同じように、『年賀状のデザイン案も強制提出』というのもあります。社内コンペティションなんだから社内賞が欲しい人だけ提出していればいいのに、全社員強制提出です」
と語る男性。後でこんなことを知って驚いたという。
「会社のホームページに強制的に提出させられた年賀状のデザイン案の数々が堂々と載せられているのを退職後に知り、声を出して笑ってしまいました。ただでさえ仕事が激務なのに、こんなくだらないものまで提出しなくてはならないので、残業時間が無駄に延びてしまい、ハッキリ言って最悪のクソです」
「しかも前職はみなし残業制なので勤怠管理がずさんで、社員を定額使い放題(超過分の残業代が出ないのでマジで終わってます)なので、どこまでも会社に拘束させようとします」
思わず口が悪くなってしまう様子の男性はまだまだ語りたいことがあるようだった。