鈴木親がソウル拠点の2人の写真家とグループ展を開催

　フォトグラファーの鈴木親が、自身と親交のあるソウルを中心に活躍している写真家イ・グノ（Lee Guno） とソルジ（Sol Ji）とともにグループ展「Seoul Flowers」を代田橋のアートブックストア flotsam booksで開催する。会期は12月1日から6日まで。

　写真展は、独自の立ち位置でエディトリアルやファッションフォトの最前線で活躍する日本を代表するフォトグラファーの一人である鈴木親がこれまでに撮り続けてきた花のシリーズの新作として、今年11月に4年ぶりに訪れた韓国で撮影した作品で構成。鈴木の作品を中心に、同じく花を被写体にした2人の写真家の作品を展示する。会場では、鈴木が編集を手掛け、上西祐理のアートディレクションによる今回の展示のために制作されたzineを10部限定で販売する。
　展示にあたり鈴木は、「久しぶりの街を歩きながら目に入る花を全て撮影した。街行く人は誰も目に止めないであろう花を。韓国の二人の若い写真家の美しい花は私のものより前に撮られたものである。Zineの中で3人の写真を混ぜると誰が撮ったものかわからないくらい同化した。そこに存在していたソウルの花の美しさを韓国人の二人と共有していたことがとても嬉しかった。花も街も人も永遠ではない。写真は微力だが、それらが存在したことを残せるものだと信じたい」とコメントしている。

■ 写真展「Seoul Flowars」会期：2022年12月1日（木）～12月6日（火）14:00～20:00 会場：flotsam books住所：東京都杉並区和泉1-10-7