パートナーの不倫は、簡単に割り切れるものではない。再構築を試みたとしても、裏切りによる傷は簡単にはふさがらない。今回は、キャリコネニュースに寄せられた二つの不倫体験談を紹介する。(文:コティマム)
※キャリコネニュースでは不倫をテーマにアンケートを実施中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/TX9IZBNW
「私は夫を利用しようと思った。今までの私ではない」
夫が単身赴任先で不倫したという40代の女性(パート・アルバイト)。不倫相手は20歳以上年の離れた若い女性だった。女性は夫について「もともと寂しがりで自分中心の人」と語る。父親の不倫を知った子ども達からは、それぞれ違う意見をもらったという。
「『離婚して慰謝料をもらい自分のために生きろ』という子、『自分が別れて寂しくなるなら、これからの事を考え一緒いる選択もあるし、許せないなら別れるべき』という子、『父親は1人。別れないで欲しい』と言う子」
葛藤した結果、女性は再構築の道を選んだ。それでも心穏やかではなく、
「夫は不倫している間、20歳以上違う若い子にお金をたくさん貢ぎ。許せないが、葛藤と忖度を考え私は夫を利用しようと思った。今までの私ではない」
と暗い胸の内を吐露している。
「夫を好きな気持ちと恨む気持ちで心がぐちゃぐちゃ」
自営業の50代女性は、不倫した夫と再構築中。夫は「ただの遊びだった」と、発覚後すぐに不倫を解消した。しかし女性は簡単に割り切ることができない。
「離婚はしないで『元通りに夫婦としてやり直す』と決めたものの、裏切られたことをどうしても許すことが出来ず、夫を好きな気持ちと恨む気持ちで心がぐちゃぐちゃになることが苦しかった」
再構築していても、不倫された側の心の痛みは簡単に消えることはない。