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日産の新型「セレナ」に新色「利休」登場! おしゃれだけどなぜ茶人?

2022年11月29日 11:32  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
日産自動車が新型「セレナ」を発表した。ボディカラーは2トーン4色、モノトーン10色の計14色。今回は新色として「ターコイズブルー」と「利休-リキュウ-」の2色が追加となった。利休はおしゃれなベージュなのだが、なぜ高名な茶人から名前をとったのか。日産に聞いてみた。


○アウトドア仕様も登場の予感?



まずは新色についての日産の説明だが、「ターコイズブルー」は「空の蒼さと海の碧さ、この2つの美しい景色が互いに響きあう風景」からインスピレーションを受けたとのこと。利休は「茶室に好んで用いられた土壁」のイメージで、「凛とした佇まいと優しく癒しの表情から」インスパイアされたとのことだ。

デザイン統括の入江慎一郎さんによれば、開発陣は当初からこのベージュを「利休」と呼んでいたという。ソリッドライクな色は流行に沿った選択でもあったのだが、土壁をイメージしたのは「茶室の中の厳粛で凛としたイメージがe-POWERと呼応して、静かさ、さらには癒しを感じる」ところからだそう。高名な茶人の名前で商標が取れたのは意外だったとのことだ。



アースカラーの利休はアウトドアのシーンでも映えそうだ。そのあたりについて入江さんは「新型セレナはキャンプでも使ってもらいたいと思って作りました。利休はアウトドアに合うと思います。アウトドア仕様みたいセレナも作ってみたいですね。ステッカーなんかも似合いそうですし、うっすらと迷彩柄を入れてみたらどうだろうとか、タイヤのサイドウォールにホワイトレターを入れてみたいとか、キャリアも付けたいとか、いろいろと考えてしまいます」と話していた。特別仕様の登場に期待したい。


利休に対して「ターコイズブルー」というのは割と一般的な名称だと思ったのだが、開発陣は当初、こちらの青を「響」(ひびき)と呼んでいたとのこと。海の色と空の色が響きあうところからの命名だったそうだが、こちらはお酒(某ウイスキー)を連想してしまうため、正式採用には至らなかったらしい。クルマの世界ではカフェインはOKだが、アルコールは絶対にNGなのである。(藤田真吾)