働き方改革が叫ばれて久しいが、ブラック企業は今なお存在する。ある40代女性は、「上場してはいないが有名な小売業でバイヤーをしていた時の話」として、そのブラック労働ぶりを教えてくれた。(文:コティマム)
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上司が定時過ぎの帰り際に「コレ明日までにやっとけ」
女性が所属していた部署は特に売上が悪く、「残業の申請は認められない=サービス残業は可」という職場だった。そのため
「上司が定時過ぎの帰り際に『コレ明日までにやっとけ』と仕事を投げることもザラ。でも残業申請は認めない」
と残業記録はつかないが仕事は無茶ぶりされる環境だった。
「定時を超えてタイムカードを切ろうものなら『なぜこの時間なのか』と問われ、『打ち間違いです』というあり得ない言い訳も通る会社」
「(商品の)安さの秘密は、こういった人件費の抑制の上に成り立っています」
と問題点を告発するように綴っている。
「インフルエンザか入院なら診断書があれば休めるみたい」
また別の40代の女性(サービス・販売・外食)は、現在働いている会社がブラックだという。
「サービス残業は毎日当たり前の平均12時間以上労働。休憩時間は30分の食事休憩と5分休憩が4回。人数がカツカツで働いているので、風邪・熱ぐらいでは絶対に休めない。インフルエンザか入院なら診断書があれば休めるみたいです」
さらに給料明細を見ると「特別手当」という項目があるというが、「お客さんが少なかった月は、突然その手当がなくなる。なくなったまま復活してません」と綴っている。