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JR仙石線のマナーアップ広告に「具合が悪い人」が描かれている? JR東「そうではなくて…」

2022年11月28日 10:31  弁護士ドットコム

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「仙石線のマナ-アップ広告、マナ-以前に乗客の様子がヤバい。」


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ツイッターに投稿されたある写真が注目を集めています。写真に映っていたのは、JR東日本・仙石線の車内に掲示されている「マナーアップ広告」。



「シートにお座りください」という呼びかけとともに、ピクトグラムのような画風で、3人の人物が描かれています。真ん中の人物は床に座り込んでおり、マナー違反をしていることがわかります。



問題はその左右で立っている2人です。ぐったりしているようにも見えて、ツイッターでは「具合の悪い人に見える」「残業疲れ?」といった声が上がりました。



このマナーアップ広告の意図をJR東日本東北本部に聞きました。



●両側の2人は「怪訝そうに見る人」

JR東日本東北本部の広報担当者によると、このマナーアップ広告が掲示されるようになったのは2010年ごろ。仙石線に乗務している宮城野運輸区で作成したそうです。



「お客様の声の中に、車内での座り込みに関するものがあったことがきっかけになっています。不安に感じるお客様がいらっしゃるということで、この広告をつくりました」







では、両側に立っているピクトグラムの2人は一体、何をしているのでしょうか。「具合の悪い人」という指摘がありましたが…



「そうではなくて、両側の方は真ん中で座り込んでいるお客様をちょっと怪訝そうにご覧になっている、という様子です」



言われてみれば、首をひねってのぞきこんでいるようにも見えてきました。



「座り込む行為は、他のお客様がご不安になるだけでなく、周囲に立っている方と座っている方が接触してケガにつながる恐れもあります。皆様が安心して安全にご利用いただけるよう、車内マナーの維持にご協力いただければと思っています」