転職を専門的にサポートする人から、職場のハラスメント問題を軽視する対応をされたとしたら、どうだろう。静岡県に住む20代後半の女性(事務・管理/正社員・職員/年収300万円)は、「前職でパワハラとセクハラに遭っていた」ことを、ある転職エージェントに話したところ、驚くようなことを言われたと明かす。(文:永本かおり)
※キャリコネニュースでは引き続き転職をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/HEKC3Q7B
「自分が遭ったパワハラは労災に関わることだった」
女性は、「某大手転職エージェントを利用」していた時の出来事を振り返った。「前職でのパワハラとセクハラ」について相談をしたものの、こんな一言で済まされたという。
「担当のアドバイザーに『パワハラって感じ方の違いですよね?』と言われて、呆れた記憶があります」
あまりにも冷たい対応にショックを受けた女性。
「そのあと、メールでパワハラに関する根拠法令や自分が遭ったパワハラは労災に関わることだったこと等を話し、アドバイザーとして、それを転職者に言うことはよろしくないんじゃないかと言いました」
パワハラなどの定義は、厚生労働省のサイトを見れば明記されている。おそらくそれを引用し、不適切な対応について指摘をしたのだろう。
後日、その転職エージェントから、「謝罪の電話」が来たというが、「CMもやってる大きな会社」だったため、なおさら「驚き」の気持ちが大きかったことを綴っていた。