結婚式で新郎新婦がそろっているのはあまりにも当たり前だが、東京都の30代女性から、そんな常識をくつがえす「新郎がいない結婚式」の、衝撃的な体験談が寄せられた。女性は「専門時代の友人の結婚式」に出席する際、慣れない電車で乗り継ぎを間違え「大遅刻」してしまった。それでも
「旦那様にも式で初めて会うので楽しみにしていました」
と期待を胸に式に臨んだ。しかし女性が会場に急ぎ駆け付けたところ、なぜか挙式は始まっていなかった。(文:okei)
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「これって逃げられたの??それともとんでもない重度の病気なの…?」
女性は「会場入り口で新婦が友人たちと写真撮影をしてる?あれ?スケジュール上では挙式中のはずでは?」と想定外の光景に戸惑った。「不思議に思いながら受付で平謝りをして待合スペースへ」移動した。
「状況を確認しようにも知り合いもおらず。周りから聞こえてくる会話ではどうやら挙式はしていない模様。30分ほど経っても披露宴会場に入ることもなくただひたすら待つ」
大遅刻した女性だったが披露宴もなかなか始まらず、長い間待たされることになった。
「ようやく係の方がしれっと披露宴会場に案内してくれ、ぞろぞろと招待客が入場。違和感を感じながら案内された席に着いたら、同じ専門学校の別の学部の生徒さんと先生と同じテーブル(高砂の目の前)でした」
同じ学校だったとはいえ、あまり関わりもなかったメンバーだったため気まずい中で軽めの挨拶をした。「まぁ、そんなこんなで式が始まった」というその目に、こんな驚きの光景が飛び込んできた。
「なんと、新婦ソロで入場。なんのサプライズかと思ったら旦那さんが前日体調を崩して今日は来られなかったという事実を、司会の方や主賓挨拶の方の話される内容で察し」
「ディズニー大好きな友人だったので隅々までこだわっていたのですが、新郎席には大きなぐったりとしたミッキーが着席」
かなり異様な光景だが、招待客は困惑しつつ受け入れるしかなかっただろう。女性もかなり混乱したようで
「ちょっとした風邪とか具合が悪いとかで欠席するとかあり得る??これって逃げられたの??それともとんでもない重度の病気なの…?祝いの席で本人に聞けないモヤモヤを抱えながら披露宴スタート」
と綴っている。しかもドン引きするような出来事はそれだけではなかった。
「同じテーブルの顔見知りたちがまたとんでもなく下品で…出てきた料理にケチつけるは、隣の人と(料理を)交換し始めたり、歓談以外の場面で高砂方面からカメラを向けて自分達を自撮りし始めたり」
「大声で最近できた彼氏の浮気話や下ネタなど、場にふさわしくない縁起でもない話に先生も一緒になって花を咲かせるなどマナーが酷すぎて、高砂を見ればミッキーと新婦。会場を見渡せば盛髪にノーストッキングミニスカに露出にタトゥー。会場全体もカオス」
と披露宴は混沌はとしたありさまだった。
女性は二次会に出ない予定だったが、予定通り開催されることを知り「新婦が不憫すぎて参加を決意。もうこちらもいよいよヤケクソです」と苦笑い。この二次会がまた、いっそう散々な祝宴になることを、女性はまだ知らなかった。(後編へ続く ※関連記事から飛べます)