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長坂常率いるスキーマ建築計画、アーティスト・イン・レジデンスを広島県尾道市に開業

2022年11月25日 11:32  Fashionsnap.com

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LLOVE HOUSE ONOMICHI

Image by: スキーマ建築計画
 長坂常率いるスキーマ建築計画が、広島県尾道市の山手地域に位置する築110年以上の建物を改修し、アーティスト・イン・レジデンス「LLOVE HOUSE ONOMICHI」を11月25日に公式オープンした。世界中から訪れるクリエイターが中期的に滞在し、地域と交流する場を目指す。

 同プロジェクトは、高齢化に伴う人口減少をはじめとする山手地域が抱える課題を実感した長坂の「建物だけではなく、心から大切にしたいと感じたこの美しい尾道の風景を、このままでは残していくことができない」という思いから始動。今年6月までクラウドファンディングサイトで支援を受け付けていた。建物名は、日蘭国交樹立400年を記念して、2010年に東京で開催された展示「LLOVE」のコンセプトを引き継いで「LLOVE HOUSE」を採用。同展のコンセプトはスザンヌ・オクセナール(Suzanne Oxenaar)が考案した。11月25日から27日までの期間、最初のゲストとして「LLOVE HOUSE」の名付け親である同氏を迎える。実際に同施設に滞在し、来場者と交流するという。
 また、LLOVE HOUSE ONOMICHIでは、オランダ大使館との間で2024年末までにオランダから6人のクリエイターを迎える複数年にわたるプログラムを始動。受け入れにあたっては、LLOVE HOUSE ONOMICHIのキュレーターとしてオクセナール、長坂の2人が選考を行う。今後はオランダだけではなく国内外の多様なクリエイターの滞在を通じて、地域や世界との豊かな対話を育む場所を目指すという。

■LLOVE HOUSE ONOMICHI住所:広島県尾道市東土堂町8-28 LLOVE HOUSE ONOMICHI ゲスト:スザンヌ・オクセナール(アートディレクター)滞在期間:2022年11月25日(金)~11月27日(日)13:00まで※来場する際は事前に日時を要連絡。主催:スキーマ建築計画問い合わせ先:llovehouse@schemata.jp