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2012年に独身だった人のうち結婚した割合は?

2022年11月24日 14:32  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
厚生労働省はこのほど、2012年10月末時点で20~29歳だった個人を対象に、結婚や就業の状況などを継続調査する第10回「21世紀成年者縦断調査」の結果を発表した。今回は、2012年度の第1回調査から協力が得られた5,393人について集計した。調査対象者の年齢は29~38歳、調査期日は2021年11月3日。

○この9年間で結婚した割合、男性35.2%、女性51.0%


第1回調査(2012年)時に独身だった人のうち、この9年間で「結婚した」割合は、2002年成年者では男性41.8%、女性52.7%、2012年成年者では男性35.2%、女性51.0%となった。



交際状況を性・年齢階級別にみると、「交際相手あり」と答えた割合は、全ての年齢階級で男性より女性の方が高かったほか、男女ともに第1回の年齢階級が20~24歳の方が高いことがわかった。



この9年間に結婚した人の家庭観をみると、「夫婦いずれも同様に責任をもつ家庭」と答えた割合は、「世帯の収入」で男性51.1%、女性49.4%、「家事」で男性68.6%、女性60.3%、「育児」で男性76.5%、女性77.7%に上った。また、第1回と比べて男女ともに高い割合となったのは、「世帯の収入」と「家庭」だった。



この9年間に結婚した女性(結婚前に仕事あり)について、第1回の「結婚後の就業継続意欲」別に「結婚後の就業状況」の変化をみると、「離職」と答えた割合は、「結婚した後も続ける」では2012年成年者9.4%(2002年成年者20.7%)、「結婚を機にやめる」では2012年成年者30.2%(同39.4%)、「考えていない」では2012年成年者19.7%(同33.8%)と、いずれの就業継続意欲においても離職の割合は2002年成年者より2012年成年者の方が低くなっていることがわかった。(御木本千春)