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丸木戸マキの終末BL「僕らのミクロな終末」ドラマ化、瀬戸利樹と中田圭祐がW主演

2022年11月22日 17:02  コミックナタリー

コミックナタリー

ドラマ「僕らのミクロな終末」より。 (c)丸木戸マキ/祥伝社 ABC
丸木戸マキ「僕らのミクロな終末」がドラマ化されることが決定。瀬戸利樹と中田圭祐のダブル主演で、2023年1月よりABCテレビで放送される。

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on BLUE(祥伝社)で発表された「僕らのミクロな終末」は、「ポルノグラファー」で知られる丸木戸が終末世界を舞台に描くBL。物語はサラリーマンとして生きがいのない日々を送る主人公・仁科真澄のもとに、「巨大隕石落下により、あと10日で地球が滅亡する」というニュースが飛び込んでくることから始まる。せめて残された時間を穏やかに過ごしたいと、真澄は母校の大学図書館へ。すると、かつて自分を裏切り傷つけ、二度と会いたくなかった男・日下部律と再会する。隕石による無残な最期に恐怖する真澄の心を見透かしたように、律は“楽に死ねる薬”を渡す代わりにある死体の処理を手伝ってほしいと言い出し……。やがて2人はある目的のため静岡県浜松に向かいながら、互いの負った痛みや傷に向き合い、心と身体の距離を再び縮めていく。

真澄役は瀬戸、律役は中田が担当。監督・脚本の三木康一郎をはじめ、実写版「ポルノグラファー」シリーズの制作スタッフが今作にも携わる。丸木戸、瀬戸、中田、企画・プロデュースの清水一幸氏からはコメントが到着した。

■ 丸木戸マキ(原作者)コメント
お話を頂いたときは「本気??」と心から思いました。 「ポルノグラファー」という作品を実写化して頂いた時よりも驚きだったかもしれません。
BLの中ではちょっと変わったテイストの物語ではありますが、三木監督をはじめキャストやスタッフの皆さんにどう表現していただいているのか、今からとても楽しみにしております!

■ 瀬戸利樹(仁科真澄役)コメント
□ 原作の印象と、実写化されるうえで楽しみな部分
「地球滅亡」でまず、興味をすごくそそられ一番会いたくなかった人と再会をしてしまうという誰もが好きな展開から話が始まるんですが、最高な恋愛ものでした。楽しみな部分はやっぱり、、官能的なシーンじゃないですかね。最初で最後かもしれませんし、そこは今回の作品で挑戦したところでした。

□ 仁科真澄の印象と、彼のどのような部分を特に表現しようと思ったか
僕らとなんら変わらない一般人だなと。素直で乙女だなと思いました。喜怒哀楽が結構あるので表情は特に意識して演じさせて頂きました。

□ 中田圭祐さんの印象と、日下部律の魅力
疑惑の目をしてるなと思いました。スタイルも良く素直だなと! 律は、、ずるい男ですね。

□ 撮影時の出来事で印象的だったこと
撮影時に誕生日を迎える事ができたので、現場でお祝いしてもらえたこと。ハッピーバースデー歌ってもらいました。あと、川に入るシーンが今後出てくるんですけど、冬の川は堪えました。。

□ 地球が滅亡するとして、最後に見たい景色
前から言っているんですが、オーロラかウユニ塩湖で最後を迎えたいですね、せっかくなら。
欲を言えば滅亡する瞬間を自分のカメラで撮りながら。

□ 視聴者の皆さんへメッセージ
もし、地球が滅亡するとしたら、
誰と居たいですか? 会いたいですか?
お金は使い切りますか? もしかしたらでとっておきますか? 自分に素直になる事がどれだけ楽になるか、でもその難しさというのをこのドラマが教えてくれると思います。
一つの愛の形を、是非、観て頂けると嬉しいです。

■ 中田圭祐(日下部律役)コメント
□ 原作の印象と、実写化されるうえで楽しみな部分
ヒューマンドラマとちょっとSFの融合。読んでいて次の展開が気になりすぎてあっという間に読み終えてしまいました。笑いあり、涙あり。初めて読んだジャンルではあったものの、僕ミクの世界にどんどん魅了されていきました。
やはり2人が絡み合うシーンは実写する上で自分ができるのか、どうなるのか正直不安でした。あと律がめっちゃくちゃカッコイイので自分で大丈夫かなと本音のところは思っていましたね(笑)

□ 日下部律の印象と、彼のどのような部分を特に表現しようと思ったか
人当たりがよく、モテる、誰と会っても自分のペースがあるような人。自由人。その一方で、本当は人にそこまで興味がない。自分の入ってきて欲しくないところには他人を入れたくないような人。依存や執着を嫌う。どこか、自分の根の部分を人に曝け出すことを恐れているような印象でした。その感覚は自分自身とも近いものを感じました。共通点でもあるかなと思います。演じるうえで特に表現したかったことは、余裕があって真澄を翻弄する場面、自分に馴染みのない部分というか、いわゆる“口説く”行為など、セクシーさって言うんですかね? そういった律の色気を魅せるのが演じる上で難しかったところでもあり、意識した部分でもあります。

□ 瀬戸利樹さんの印象と、仁科真澄の魅力
利樹とは数年ほど前に一度映画で共演していたので、久しぶりの再会でした。優しくて、可愛らしいというか柔らかい空気感持ってる人だなと思います。がっつり一緒にやるのは今回が初めてで、本読みの時はドキドキしました(笑) いざ現場に入って撮影が始まると、とても頼りになる男で信頼できるパートナーでしたね。現場ではたくさん話しました。ずっと一緒にいました。だんだん喋らなくても何を考えてるか、お互い分かったりしてきて不思議な感覚でしたね(笑) でもこの役を演じる上で利樹をたくさん知りたいという気持ちもあったのでとても良かったです。本当に感謝しかないです。真澄が利樹で本当に良かったと思っています。真澄の魅力は無茶苦茶な律をどこか受け入れてくれる存在。律にとって唯一の理解者だと思うのでその懐の深さと優しさがどこか利樹ともリンクしてる気がして、きっとそれが2人の魅力なんだなと思いました。

□ 撮影時の出来事で印象的だったこと
川での撮影が恐ろしく寒かったですね。2人でガクブルでした(笑) 今では良い思い出です! あとは現場で利樹の誕生日のお祝いを皆んなでできたのが嬉しかったです! 役者やスタッフさんとたくさん話す時間があったので毎日現場に行くのが楽しかったです。

□ 地球が滅亡するとして、最後に見たい景色
この作品がきっかけで考えてみました。北極とか深海みたいな秘境と言われている普通の旅行では絶対行かないような景色を見たいですね。地球の大自然に圧倒されてみたい。話は変わりますが、最後のご飯は白ごはんと納豆と豆腐とわかめのお味噌汁がいいです。

□ 視聴者の皆さんへメッセージ
今の時代ならではの作品だと思います。色んな考え方があってどれが正解なのかは自分にも分かりませんが、僕はこの作品を通して人が人を愛することに理由や常識なんかいらない。どんな形であれ人を愛するということをしっかりと感じていたいなと思いました。ほぼ浜松ロケで監督、スタッフ、役者、一丸となってこの作品を作り上げました。1人でも多くの人に楽しんで頂けたら幸いです。
浜松でお世話になった皆さまも本当にありがとうございました!

■ 清水一幸(企画・プロデュース)コメント
2018年に「ポルノグラファー」を企画・制作してから、約4年。
ファンの皆様のお陰で、その後の「インディゴの気分」「ポルノグラファー~プレイバック~」と、 放送、配信、映画……と、様々な形で丸木戸ワールドをお届けすることが出来ました。 そして、今回、新たな丸木戸さんの作品「僕らのミクロな終末」を、 またまた、このチームで制作することが実現しました! 「ポルノグラファー」シリーズが大好きだった方も、今回初めて丸木戸ワールドに触れる方も、 ぜひ楽しみにしていてください!

■ ドラマ「僕らのミクロな終末」
2023年1月放送スタート

□ スタッフ
音楽:小山絵里奈
原作:丸木戸マキ「僕らのミクロな終末」/祥伝社 on BLUE comics
脚本:三木康一郎
監督:三木康一郎、森裕史
企画・プロデュース:清水一幸
プロデューサー:川村未来、香川かおり(ロケット)
制作協力:ロケット
制作著作:ABC

□ キャスト
瀬戸利樹、中田圭祐