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松岡茉優&宮本エリアナW主演、野木亜紀子脚本『フェンス』にJO1與那城奨、青木崇高、光石研ら出演

2022年11月22日 12:01  CINRA.NET

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Text by CINRA編集部

『連続ドラマW フェンス』の追加キャストが発表された。

ドラマ『アンナチュラル』『フェイクニュース』『MIU404』や、映画『罪の声』などの野木亜紀子が脚本を手掛ける『連続ドラマW フェンス』が2023年3月からWOWOWで放送、配信。

今年、本土復帰50年を迎え、今も世界最大規模の米軍基地を抱える現在の沖縄を舞台に、松岡茉優演じる東京から来た雑誌ライター「キー」と、宮本エリアナ演じる沖縄で生まれ育ったブラックミックス「桜」がバディーを組み、ある性的暴行事件の真相を追う。松岡茉優と宮本エリアナのダブル主演。

追加キャストは、沖縄県警・渉外警ら隊所属の警察官・伊佐兼史役の青木崇高、桜の元交際相手で米軍基地従業員・仲本颯太役の與那城奨(JO1)、キーの上司で『月刊BOWOW(バウワウ)』編集長・東諭吉役の光石研、在沖米軍の海兵隊員ジェイ役のド・ランクザン望、アメリカから来た小児科医ホリー役のReina、米軍の上官ハリス役のダンテ・カーヴァー、桜の友人で基地従業員のミッキー役のニッキー。

また沖縄出身キャストの役どころも判明。颯太の妹・仲本琉那役を比嘉奈菜子、伊佐の後輩で相棒の警察官・上原光栄役を佐久本宝、ジェイの婚約者・山城実結役を松田るか、伊佐の上司で刑事の平良清巳役を志ぃさー、老人ホームで暮らす桜の祖母・大嶺ヨシ役を吉田妙子が演じる。総勢50人を超える沖縄出身者が出演するという。

 

【青木崇高のコメント】

沖縄本土復帰50年を迎えた今年ですが、これほど様々な問題を取り扱った「ドラマ」は無かったように思います。

完成したこの「ドラマ」が、現在ある複雑に絡み合った問題を解きほぐす何かのきっかけになってくれればと願っています。

野木さんの脚本からは演じる上で大きな力をいただきました。

撮影で来た久しぶりの沖縄は、やっぱり海も空もキレイでした。

【與那城奨(JO1)のコメント】

今回「仲本颯太」を演じてみて、改めて沖縄の問題、基地の現状を知ることが出来ました。

またこの作品を通して皆さんが、沖縄が今抱えている問題に目を向けてくれたら嬉しいですし、僕自身も、今後ともさらに沖縄について学ぶべきことが沢山あると感じました。特に、僕も今まで沖縄で過ごしてきた中で見ることのなかった側面などを、今の若い世代、僕と同じ世代の方々に、見て気付いて頂けたらなと思います。

【光石研のコメント】

以前、脚本家の野木さん、北野プロデューサーのコンビ作「フェイクニュース」に出させて頂き、サスペンスとエンターテインメントのバランスに、身震いしました。そして今回、野木さん・北野Pコンビに加え、沖縄出身のWOWOW高江洲P、松本佳奈監督、主演に松岡さんと宮本さん!このメンバーを聞いて化学反応が起こらない筈がありません!重いテーマを軽やかに。でもしっかりビターな作品に仕上がるのでは。僕自身、出演させてもらうのですが、イチ視聴者として、楽しみで仕方ない!乞うご期待です。

【比嘉奈菜子のコメント】

沖縄の至る所にあるフェンス、授業中に窓から見えるオスプレイ、洋楽を爆音で流し走るYナンバーの車、私は幼い頃からそれが当たり前の光景として育ちました。「沖縄ってパスポートいるんでしょ?」って東京の友達にふざけて言われた言葉。

自分でもなんでか分からないけど、すごく嫌でした。

沖縄本土復帰、50周年。私が今まで目を背けてきた沖縄の影の部分、その数の多さにこの作品を通して何度も気付かされ辛くなり引きちぎられる思いでこの作品に向き合っています。

“沖縄”の問題だけじゃない、差別、偏見、いじめ、性的暴力、誹謗中傷、誰もが一度は無くなってほしいと考えたことがあるはずです。

今この時代だからこそ多くの人に見て欲しい、届けたい。沖縄のフェンスを通して今“何か”に悩んでるあなたに、少しでもその“何か”に対して前を向いて、向き合えるメッセージを伝えていきたいです。

【吉田妙子のコメント】

沖縄に真正面から向き合ってくださったプロデューサー、脚本家さん、皆さんに感謝いたします。私事ですが、私の娘は米軍人と結婚し、今、娘と孫たちはアメリカに住んでいます。孫たちのことを思うと、桜の気持ちが痛いほど分かります。沖縄のこと、桜のことを考えて、一生懸命、演じさせて貰いました。