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第69回マカオグランプリ:レース1は中止、翌日延期のレース2でコスタモがポール・トゥ・ウイン/モーターサイクルGP

2022年11月20日 12:00  AUTOSPORT web

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第69回マカオグランプリ:エルネー・コスタモ(Penz 13)
 11月20日、第69回マカオグランプリのモーターサイクルグランプリ決勝レース2が、全長6.120kmのギア・サーキットで行われ、エルネー・コスタモ(Penz 13)が勝利を収めた。

 今年で54回目の開催となるマカオ・モーターサイクルグランプリは、17日にフリー走行、18日に予選が2度行われ、19日に決勝レースが2度開催される予定だった。

 しかし、19日は四輪レースで約5個所にオイルが出たためライダーとレースディレクターが議論を始めた。レース1はウォームアップを2周、レースを1周減算の7周に定め、ウォームアップ中に路面に問題がある場合ライダーが手を挙げて合図することになったが、数名のライダーが合図したため危険と判断されて中止となった。

 この日、最後のイベントとなったレース2では、四輪レースでクラッシュが相次ぎ赤旗中断やオイルの問題、日没が迫ったため翌日に延期されることに。そのため、20日の現地時間7時30分から15分のウォームアップ、8時10分からレースが行われることとなり、最終的に1レース制となった。

 14台が出走した決勝レースは、曇りのなかドライコンディションで開始した。8周のレースがスタートし、シェリダン・モライス(SYNTAINICS by Penz 13)がホールショットを奪うと、デビッド・ダッザー(MTP-Racing by Penz 13)が2番手、ポールスタートのコスタモが3番手につける。すぐにコスタモが2番手、ダッザーが3番手に入れ替わる。

 3周目は、コスタモがメルコヘアピンでトップを奪い、ダッザーも2番手に浮上。トップだったモライスは3番手に落ちた。その後、ティモシー・モノー(TMR)がピットインしてリタイアしている。

 6周目、コスタモがペースを上げて単独首位に踊り出る。ファイナルラップには2コーナーーでカミル・ホラン(Blue Garage)がコース脇にマシンを止めて、リタイアした。

 そして、コスタモがそのまま独走でチェッカーを受けて、ポール・トゥ・ウインを飾った。2位のダッザー、3位のモライスも表彰台を獲得し、14台中12台が完走を果たした。

 なお、8位フィニッシュのポール・ウィリアムズ(Paul Potch Racing)がジャンプスタートで30秒の加算ペナルティが科されることになっている。マカオGP史上初の女性ライダーというナディエ・スホーツ(Rebel Racing)は12位でフィニッシュした。

■第69回マカオグランプリ 第54回モーターサイクルグランプリ決勝順位結果
Pos.No.RiderTeamMotorcycleTime/Gap138エルネー・コスタモPenz 13BMW S1000RR19’54.192255デビッド・ダッザーMTP-Racing by Penz 13BMW S1000RR8.262332シェリダン・モライスSYNTAINICS by Penz 13ホンダCBR1000RR SP10.836418ルーカス・マウラーMaurer-Racing by Penz 13カワサキZX-10R21.240544ロバート・ホドソンDafabet RacingカワサキZX-10RR27.168691ジュリアン・トルンマーWH Racing powered by DynobikeヤマハR127.494714アンドレ・ピレスAP Racing Team with OptimarkホンダCBR45.355826ポール・ウィリアムズPaul Potch RacingスズキGSX-R100050.107949ラウル・トラスTOLL RACING TEAM with OPTIMARKホンダCBR1000RR-R SP53.5101074ジョーイ・トンプソンHEATTECH RACINGBMW S1000RR1’03.99111174ローラント・ホフマンHOFFMANN MRP by Penz13BMW S1000RR1’23.1481269ナディエ・スホーツRebel RacingカワサキZX-10RR1’30.591-474カミル・ホランBlue GarageカワサキZX-10R2Laps(リタイア)-29ティモシー・モノーTMRヤマハR15Laps(リタイア)