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70歳以上の親と離れて暮らす人「不安」が85% - 最も不安なことは?

2022年11月18日 07:31  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
セコムは11月16日、「離れて暮らす親に関する意識調査」の結果を発表した。調査は10月14日~17日、親(70歳以上)と離れて暮らしている30歳~69歳の男女で400名(性年代均等回収)を対象にインターネットで行われた。


離れて暮らす親との連絡頻度は、「週に1日以上」が47.3%。連絡手段は「電話」(69.5%)が最も多く、次いで「直接会って話す」(46.8%)、「アプリを使ったメッセージ」(35.6%)という結果に。



一方、「直接会って話す」頻度としては「週に1日以上」が25.0%。また、35.8%が「コロナ前と比較して親と直接会う頻度が減った」と回答したものの、離れている親とのコミュニケーションに対する満足度を聞いたところ、「直接会うコミュニケーション頻度に満足している」が74.3%、「直接会う以外のコミュニケーション頻度に満足している」が84.3%と、一定数の人が満足できていることが分かった。


コミュニケーション頻度に不満を持つ人は少ないことが分かったが、離れて暮らす親への不安を聞いたところ、84.7%の人が何かしら不安に感じていることが明らかに。コミュニケーション頻度の満足度にかかわらず、不安を持つ人は多いよう。



具体的な不安は、1位「転倒などの怪我」(43.3%)、2位「認知機能の低下」(41.0%)、3位「新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症」(33.5%)と、いずれも健康面における不安が上位にあがった。


別居している親に関して8割超が不安を感じていることが分かったところで、親が今日何をしているか把握しているか聞くと、「把握している(正確に+ほぼ))と答えたのはわずか38.3%で、交友関係を把握しているかという設問でも、「把握している」のは39.5%にとどまる結果に。



また、離れて暮らす親に電話をかけてもつながらない場合、不安な気持ちになるかと聞くと、6割以上の人が「(やや)不安な気持ちになる」と回答。その一方で、電話がつながらない場合の安否確認手段が「ある」と回答したのは47.0%と半数以下にとどまり、不安な気持ちは抱えつつも、実際に確認する方法がない人が多いよう。



一方、連絡手段がある人に安否確認の手段を教えてもらったところ、「直接様子を見に行く」(57.4%)や「近隣の親戚やご近所に確認してもらう」(44.1%)に回答が集中。しかしながら、直接見に行くまでの所要時間は平均115.5分と、約2時間かかることが明らかとなった。(CHIGAKO)