学生時代から親友だと信じていた友人でも、とつぜん関係性が冷え切ってしまうこともある。東京都の40代女性(サービス・販売・外食/年収100万円未満)は、友人の言葉に
「人生で初めてハラワタが煮え繰り返る経験をした」
と怒りを吐露した。(文:草茅葉菜)
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友人から結婚前の連絡なく「式も済ませて今は新居に引っ越した」
女性と友人は高校から付き合いがあり、実家も近かったことから大人になってもドライブや飲み会をしてよく遊んでいた。友人は活発な人物で、お見合いパーティーや美味しいお店を教えてくれたりもしたという。女性は
「お互いに夫に不倫されたため悩みを共有したり、車の事故をすればお見舞いに駆けつけたり『仲がいいと似るのかな』なんて話していた」
と、当時の仲の良さを綴った。ある時、友人が「仕事の関係で勉強をするから暫く忙しくなる」と言うので、頻繁に連絡をするのを遠慮していた。
そして1年が過ぎ、女性は当時付き合っていた人と春に結婚することになった。その報告をしようとした矢先に送られてきたクリスマスカードには
「結婚しました」
という文字が。驚きのあまり電話をすると、
「勉強するつもりが結婚する事になり、式も済ませて今は新居に引っ越し夫と一緒に住んでいる。あなたの結婚式は新婚旅行中だから出られない」
という答えが返ってきた。どことなく女性を避けているような雰囲気だ。なぜ何も教えてくれなかったのかと尋ねると「会って話そうと思ったけど、忙しかったから」とそっけない回答。しまいには
「あなたはただの不倫で終わったけど、私はちゃんと(不倫相手が円満離婚して)結婚したから、あなたとは違う」
と言われてしまった。つまり女性は浮気相手だったが、友人は略奪婚したということだろう。どちらが上ということもないはずだが……。この発言に、女性は
「黙っていた事は百歩譲って結婚した事を祝おうと思っていた気持ちは傷つけられ、人生初めてハラワタが煮え繰り返る経験をした。私は親友だと思っていたのに、相手にはその程度の仲だと思われていたのだとショックを受け、絶交しようと決めた」
と、怒りのあまり絶縁を決意したことを明かした。