インド中東部で最近、川に釣りにやって来た男性が大蛇に首を絞められる事故が発生した。酔っていた男性は10代の子供たちに助けられて九死に一生を得ており、救出の様子を捉えた動画がSNSに投稿されると注目された。『TV9 Bharatvarsh』などが伝えている。
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印ジャールカンド州ガーファ(Garhwa)地区パリハラ・パンチャヤート(Parihara Panchayat)で最近、川に釣りにやって来たバージャヤル・ラム・ブイヤンさん(Birjalal Ram Bhuiyan、55)が、大蛇に首を絞めつけられた。
酔っ払っていたバージャヤルさんは近くにいたヘビを自ら拾い上げて首に巻きつけたそうで、ヘビの怒りを買って逆襲されたという。
現場にはその後、バージャヤルさんの叫びを聞いて14歳の息子ニティーシュ君(Nitish)らが駆けつけて救出にあたり、当時の様子は動画に収められた。
ヘビはバージャヤルさんの太腿と同じくらいの太さで体長が2メートルはあると思われる大物で、動画ではバージャヤルさんの首と顔の下半分にグルグルと巻き付いているのが見て取れる。
二ティーシュ君は当初、父の首から垂れた尻尾の部分を掴み、引っ張って助けようとしていたが上手くいかない。それどころかバージャヤルさんは酔っ払って足元がおぼつかず、息子に引っ張られるとそのまま倒れ、浅瀬で四つ這いの状態になって動けないでいる。
それでも二ティーシュ君はヘビを首から外そうと格闘し、友人も駆けつけて大奮闘、約20分後にバージャヤルさんは無事救出された。ヘビに首を強く絞めつけられてはいたものの、軽傷で済んだようだ。
なおこのヘビは毒を持たないニシキヘビとみられており、人間を襲うことはあまりない。ただ今回はヘビにちょっかいを出したのがバージャヤルさん当人だったこと、かなり酔っ払っていたことなどから、このニュースには「自業自得」「酒は身を滅ぼす」「勇敢な子供たちがいて良かった」「ラッキーだっただけ」「これは怖い」「カルマだよ。悪い行いをするからこうなるんだ」「助かったのは不幸中の幸い」といったコメントが寄せられた。
ちなみに先月にはインドネシアで、
54歳の女性がニシキヘビに丸飲みにされて死亡した。ヘビは女性に噛みついて巻き付き、締め付けて窒息させて頭部から飲み込んだものとみられており、ヘビの腹部から女性の遺体が発見されていた。
画像は『TV9 Bharatvarsh 2022年11月10日付Twitter「Jharkhand : अजगर के साथ होशियारी पड़ी भारी...」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)