2022年11月16日 10:51 弁護士ドットコム
「娘が妊娠したが、相手の親に養育費を請求できないのか」。「息子が妊娠させてしまったが、中絶してもらうことはできないのか」。弁護士ドットコムには、未成年の子どもの妊娠にまつわる相談が時折寄せられます。
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この漫画では、15歳の娘が妊娠してしまった加藤家の目線で、若年妊娠を取り上げます。
親の目には、吹奏楽部に入って充実した高校生活を送っているように見えた美咲。
しかし当の美咲は入学早々、吹奏楽部を辞めてどん底の精神状態でした。そんな中、ひょんなことから同級生の悠太との男女交際が始まります。
夏休み中は悠太の家で勉強することも決まり、夏休みを前に2人の胸は高鳴っていました。第4話は、悠太の目線で夏休みを振り返ります。
僕と美咲が通う高校は、探求型学習に力を入れています。夏休みの課題は、2人で同じSDGsをテーマに選び、一緒にレポートの課題に取り組むことにしました。
夏の課題は多かったですが、美咲と一緒に勉強するのは楽しい時間で、頻繁に会っていました。 家に美咲が来ていることは親にバレなかったし、美咲も親には学校の補習や図書館に行くと嘘をついていたそうです。
新学期が始まると、朝早くに登校するだけで疲れるし、夏休み明けの小テストラッシュは赤点が続いてしまい、心身ともに疲れ果てていました。
それは美咲も同じで、体調が優れない日々が続き、学校を休みがちになっていったのです。
夏の暑さも峠をこえ、日暮れが早くなってきた頃、美咲からLINEで衝撃的な告白がありました。
「妊娠したかもしれない」。
驚きすぎて、どう返信すればいいのか、僕はその場に固まってしまいました。